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1997 Fiscal Year Annual Research Report

東南アジアにおける淡水魚類の流行性潰瘍性症候群(EUS)に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08041159
Research InstitutionNippon Veterinary and Life Science University

Principal Investigator

畑井 喜司雄  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 教授 (30164841)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 倉田 修  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 助手 (90277666)
和田 新平  日本獣医畜産大学, 獣医畜産学部, 講師 (90220954)
Keywords流行性潰瘍性症候群 / EUS / Aphanomyces / フィリピン / 真菌病
Research Abstract

フィリピンにおける流行性潰瘍性症候群(EUS)の発生状況を調査し、原因菌であるAphanomyces sp.を分離・培養することを目的に、2回にわたり下記の調査研究を実施した。
1.平成9年9月9日-9月17日
この期間はまだ真菌病であるEUSが流行する時期ではないが、疾病発生前の養魚場の状況を把握し、また、不顕性感染的に野生魚が原因菌を保菌している可能性はないかなどの調査を目的とし、マニラ近郊での聞取り調査および採材を試みた。ラグナ湖から漁獲されたスネ-クヘッドフィッシュとナマズの仲間、タニィ市場とパンパンガで購入したナマズの仲間に体表が発赤を示す魚を見出だした。これら計9尾の魚について菌の分離を試みたが、原因菌は分離できなかった。また、体表の発赤部位を病理組織学的に検査したが、菌の感染および真菌性肉芽腫の形成は認められなかった。従って、採材された魚類は初期の病魚ではないものと判定された。
2.平成10年1月7日-1月17日
この期間は雨期が終り、毎年EUSが発生する時期である。まずマニラ近郊のパンパンガとラグナ湖からスネ-クヘッドフィッシュとナマズの仲間を、ミンドロ島のナウハン湖からスネ-クヘッドフィッシュを、またカガヤン県のブグエイからはスネ-クヘッドフィッシュとナマズの仲間を採取した。これらの魚、計27尾は、外観上からはEUSが疑われたが、現在のところ、原因菌と思われる菌は培養されていない。ただ、疑わしい集落もあることから現在検索中である。病理組織学的な検討はまだ実施していない。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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