1996 Fiscal Year Annual Research Report
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08041163
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| Research Institution | National Museum of Nature and Science,Tokyo |
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Principal Investigator |
馬場 悠男 国立科学博物館, 人類研究部, 部長 (90049221)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
FACHROEL Azi バンドン地質研究開発センター, 研究官
TEUKU Jacob ガジャマダ大学, 医学部, 教授
海部 陽介 国立科学博物館, 人類研究部, 研究官 (20280521)
楢崎 修一郎 群馬県立自然史博物館, 学芸課, 主任研究員
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| Keywords | インドネシア / ホモ・エレクトス / 更新世 / 人類進化 / サンギラン |
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| Research Abstract |
室内作業
・バンドンの地質研究開発センターにおいて、平成6年度に出土した人類化石2点についての形態学的データ収集を行ない、予定通りこの作業を終えた。
・平成6年度に模型の復元を行なった、サンギラン17号頭骨化石の実物の復元を予定通り終えた。
・バンドン工科大学地質学教室から、同教室所蔵の未発表の化石について新たに研究協力の要請があり、応じることにした。本年度は、化石の予備的研究を日本で行えるようにするため、精密な模型を作成した(実物はインドネシア国外へは持ち出せない)。
野外調査
・前回の調査で有望と考えられたサンギラン地域の1地点において発掘を行ない、動物化石資料を出土層位を記録しながら採取した。この発掘からは人類化石を発見することはできなかったが、ジャワ島における動物相の変化を探る上での追加資料が多数得られた。これらの資料は、今後の調査によるさらなる資料の充実を待ってから、動物化石の専門家によって研究される予定である。
・サンギラン、サンブンマチャン在住の化石コレクターを尋ね、最近の化石発見の状況を聴取した。その結果、サンギランの化石コレクターを通じて新たな人類化石を数点入手することができた。現在のところ、現地側の事情があって詳細を報告できないが、1点は今まで人類化石の発見されていない年代の地層から発見された可能性がある。この点については来年度以降に詳しい調査を行ない、確認していく予定である。これらの化石は、現在インドネシア国内に保管されている。
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