1996 Fiscal Year Annual Research Report
発展途上国の環境問題の構造分析-大都市の自動車排気ガス汚染とその健康影響を例に
Project/Area Number |
08041168
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
鈴木 庄亮 群馬大学, 医学部, 教授 (40010011)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
AGUSTIAH Tri 厚生省, 健康研究開発研究所, 主任研究員
IDA Farida R 州立ランポン大学, 理学部, 助教授
TJANDRA Yoga 国立インドネシア大学, 医学部, 講師
HADIARTO Man 国立インドネシア大学, 医学部, 教授
新田 裕史 国立環境研究所, 主任研究員 (40156138)
嶋田 修 群馬大学, 医学部, 助手 (90196486)
川田 智之 群馬大学, 医学部, 助教授 (00224791)
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Keywords | 大気汚染 / 呼吸器影響 / 二酸化窒素 / ATS-DLD / 汚染コント / 汚染の損失 / 途上国 / 大都市 |
Research Abstract |
1.インドネシア共和国のカウンターパートの研究者と1996年度と1997年度の研究計画を討論し、96年度の実施計画を作成した。 2.特に、野党党首メガワティ氏の更迭問題で96年7月末に首都に暴動が発生したこと、および1997年の総選挙の時期をふまえて、2年間の同研究計画の実施可能性について検討した。 3.研究計画における環境および疫学調査のフイールドとしてジャカルタ市(1997(バンドン市(1996年)および南スマトラ(1996年)のランポン市を設定した。それぞれ保健省保健生態研究所トリ・ツガスワティ、パジャジャラン大学生態学研究所長ナニ・ジュアンシヒ、およびランポン大学理学部長イダ・ファリダ・リファイの各女史が調査研究を実施することにした。 4.大気環境の窒素酸化物濃度調査をフィルターバッジによって3市において10-11月に実施した。ジャカルタ市中央で30-50、南で15-33、南の郊外で10-12、ボゴール市で10-22、農村のチアンジュールで6-5各ppbであった。全29カ所を2日間にわたって測定した。バンドン市では20カ所を2日間にわたって測定し、8-27ppbであった。ランポン市では10カ所を測定し、2-17ppbであった。 5.大気汚染による呼吸器症状有病率の疫学調査のインドネシア語版を討論の上作成した。中学生用とそん母親用の2種をつくった。バンドンの中学生とその母親3000人、ランポンの中学生とその母親各1000人を対象として、11月に実施。ジャカルタの生態学研究所に送付して、コンピュータ入力し、データクリーニングをした。 6.道路近傍大気中鉛曝露の影響調査をした。
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