1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08044042
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Research Institution | Kwansei Gakuin University |
Principal Investigator |
深山 明 関西学院大学, 商学部, 教授 (60122222)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
SCHRADER H. ベルリン経済研究所, 教授
SEMLINGER K. ベルリン技術経済大学, 教授
BRENDEL G. ベルリン経済研究所, 教授
KEΒLER J. ベルリン技術経済大学, 教授
KNIGGE R. ベルリン技術経済大学, 教授
SACHSE E. ベルリン経済研究所, 教授
野田 俊範 桃山学院大学, 経営学部, 専任講師 (40228333)
濱本 隆弘 流通科学大学, 商学部, 助教授 (20208599)
左藤 一義 大谷女子短期大学, 助教授
海道 ブチカ 関西学院大学, 商学部, 教授 (40003024)
渡辺 明 和歌山大学, 経済学部, 教授 (70031870)
大橋 昭一 関西大学, 商学部, 教授 (80067545)
海道 進 奈良産業大学, 経済学部, 教授 (00030700)
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Keywords | ヨーロッパの統合 / EU / 企業 / 戦略 / 行動 |
Research Abstract |
本研究は、ヨーロッパの統合強化に関連する日本とドイツの企業の戦略・行動・動向を明らかにし、現代企業のあり方を解明することを意図している。 EUは、加盟国の増加などによりさらに統合が進化し、紆余曲折を経ながらも、当面の目標である通過統合を目指して進展することは間違いない。こうした統合強化が、日本をはじめとする各国の企業の経営にどのように影響を与えるかは先ず第一にEU企業とりわけドイツ諸企業の動向に決定的に依存する。 いうまでもなく、生産・流通の基本単位は企業であるから、企業の経営がそれ相応に変化してこそ、ヨーロッパの統合は真に実現され得るというべきである。本研究は、このような観点に立って、ヨーロッパの統合強化の過程における日本とドイツの企業の戦略・行動・計画を究明し、統合強化の影響をこの側面から明らかにしようとしたものである。 以上のようなことを課題として、今回の研究を開始した。最初は、日本側研究グループとドイツ側研究グループが別個に研究会などを行い、基礎的な研究に着手した。 しかる後に、1996年8月に日本人研究者がドイツを訪れ、ドイツ側との研究会を数度に亘って行い、また、EU委員会、ドイツ企業を訪問し多くの情報を得た。また、それぞれの専門家との意見交換を行った。そして、9月にはドイツ人研究者が訪日し、研究会を重ねながら、他方では、専門分野ごとに専門家を訪ね、貴重な情報の収集をした。さらに、12月および1997年2月に日本人研究者の一部が再度ドイツを訪れ、ジェトロ・フランクフルト事務所、ジェトロ・デュッセルドルフ・センター、商工会議所、IGメタル、BDA、DGBなどで前回に得ることのできなかった資料や情報の収集に努力した。
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Research Products
(13 results)
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[Publications] 大橋昭一: "深山明著『ドイツ経営補償計画論』の書評" 関西学院大学『商学論究』. 44-1. 83-94 (1996)
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[Publications] 大橋昭一: "[翻訳]G.シャンツドイツ経営経済学の現在の発展動向" 関西大学商学論集. 41-3.4合併号. 65-80 (1996)
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[Publications] 大橋昭一: "ドイツの企業および経営" 大修館『事典・現代のドイツ』第15章. 未定 (1997)
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[Publications] 海道進: "ドイツにおける労働時間" 奈良産業大学『産業と経済』. 11-4. 1-30 (1997)
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[Publications] 渡辺朗: "ドイツ資本会社における共同決定の効果" 和歌山大学『経済理論』. 271号. 18-37 (1996)
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[Publications] 左藤一義: "監査役会と共同決定-シュタインマンらの実証研究を中心として-" 大谷女子短期大学紀要. 40号. 144-158 (1996)
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[Publications] 海道ノブチカ: "シュミ-レヴィッチの企業体制論(I)" 関西学院大学『商学論究』. 43-2.3.4. 239-258 (1996)
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[Publications] 海道ノブチカ: "シュミ-レヴィッチの企業体制論(II)" 関西学院大学『商学論究』. 44-4. 1-11 (1997)
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[Publications] 海道ノブチカ: "大橋昭一・小田章・G.シャンツ著『日本的経営とドイツ的経営』の書評" 関西大学商学論集. 41-1. 49-65 (1996)
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[Publications] 海道ノブチカ: "第二次世界大戦後のドイツ経営経済学の展開" 海道進・吉田和夫・大橋昭一編著『現代ドイツ経営経済学』の第1章. 3-18 (1997)
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[Publications] 大橋昭一(編著): "ニックリッシュの経営学" 同文館, 217 (1996)
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[Publications] 大橋昭一(共編著): "現代ドイツ経営経済学" 税務経理協会, 190 (1997)
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[Publications] 海道進(共編著): "現代ドイツ経営経済学" 税務経理協会, 190 (1997)