1998 Fiscal Year Annual Research Report
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08044061
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| Research Institution | the University of Tokyo |
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Principal Investigator |
玉木 賢策 東京大学, 海洋研究所, 教授 (50188421)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
伊勢崎 修弘 千葉大学, 理学部, 教授 (60107943)
MEVEL Cather ピエルマリーキュリー大学, 地質, 主任研究員
中西 正男 東京大学, 海洋研究所, 助手 (80222165)
太田 秀 東京大学, 海洋研究所, 教授 (10013591)
藤本 博巳 東京大学, 海洋研究所, 助教授 (50107455)
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| Keywords | 中央海嶺 / 地磁気 / 地球物理 / 潜水探査 |
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| Research Abstract |
今年度は、7つの観測航海への研究者と機器の派遣を実施した。また、複数の学会、研究集会、インターリッジ運営委員会、航海後検討会議に研究者を派遣し、研究成果の発表と研究計画の立案、研究成果の討議を行った。観測航海は、大西洋中央海嶺2航海(海洋科学技術センター「よこすか」および「しんかい6500を使用)、インド洋中央海嶺3航海(海洋科学技術センター「よこすか」および「しんかい6500」により2航海、フランス極地研「マリオンデフレーヌ号」により1航海)、太平洋中央海嶺2航海(ウッズホール海洋研「アトランティスII」)に参加した。大西洋中央海嶺では、中央大西洋にいて熱水活動域と低速拡大系海底拡大テクトニクスをターゲットに潜水調査観測を行った。特に、低速拡大テクトニクスに重要な役割を果たしていると予想される、大規模デタッチメント断層において初の潜航観測を実施し、断層面の形態に関する貴重な情報を得ることができた。インド洋中央海嶺においては、熱水活動探査、火山活動探査、活断層探査を行った。熱水活動探査は、熱水噴出域そのものを発見することはできなかったが、その兆候を確認することに成功し、将来の観測研究実施に関し重要な手がかりをえることができた。中央インド洋海嶺においては、ロドリゲスホットスポットとの干渉作用に関し明確な証拠を得ることに成功した。また、深海曳航式プロトン磁力計の長距離測線の取得に成功し、海底拡大機構および古地球磁場変動に関する貴重なデータを得ることができた。東太平洋海膨では、深海曳航式三成分磁力探査を実施し、古地球磁場を保存していると思われる磁気異常記録を得ることができた。以上の成果は、平成12年6月の地球科学関連合同大会中央海嶺特別セッションにおいて集中的に発表され、その後、複数の公表論文にまとめられる予定である。
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[Publications] 玉木 賢策: "Spreading tectonics of the eastem part of the southwestern Indian Ridge;a Synthesis of a FUJI expedition" EOS Trans.AGU. 79. 892 (1998)
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[Publications] 藤本 博巳: "Development of Instruments for seafloor geodesy" Earth,Planets and Space. 50・11. 905-911 (1998)
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[Publications] 藤本 博巳: "Development of ocean bottom gravimiter" 海洋調査技術学会. 10・1. 25-38 (1998)
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[Publications] 藤本 博巳: "Long-term ocean bottom pressure measurement and acoustic ranging across the spreading axis of the Southern East Pacific Rise" JAMSTECJ.Deep Sea Res.14. 35-42 (1999)
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[Publications] 中西 正男: "Tectonic history of the Pacific-Farallon-Phoenix triple junction from Late Jurassic to Early Cretaceous" J.Geophys.Res.103・B6. 12453-12468 (1998)
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[Publications] 中西 正男: "Magnetic Lineations within Shatsky Rise,Northwest Pacific Ocean:Implications for Hot Spot-Triple Junction Interaction and Oceanic Plateau Formation" J.Geophys.Res.104(in press). (1999)
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[Publications] 宮下 純夫: "日高帯北部瑠橡層中の緑色岩の岩石学-特にN-MORB組成のマグマの発泡について" 地質学論集. (印刷中). (1999)
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[Publications] 宮下 純夫: "The Nipesotsu Greenstone complex with special referrencesto the lateral variation of greenstone complexes in the northern Hidka zone,Hokkaido" Japan.Jour.Geol.Soc.Japan.(in press). (1998)
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[Publications] 宮下 純夫: "MORBが沈み込み帯火成活動か-麻木・吉田(1998) :徳島県南東部の四万十帯北帯に分布する沈み込み帯型緑色岩への討論." 岩鉱. 93. 347-351 (1998)
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[Publications] 伊勢崎 修弘: "地殻環境変化と地球磁場(地磁気異常)" 月刊地球. 22. 42-46 (1998)
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[Publications] 田村 芳彦: "Skieletal Olivines and Supercooling of Basaltic Magmas:Evidence from Islsnd arc Intra-Plate(Pleiku,Vietnam),and South West Indian Ridge Volcanoes" EOS Trans.AGU. 79. 856 (1998)
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[Publications] 益田 晴恵: "海底熱水系とその周辺でのREEの挙動" 月刊海洋. 30. 786-790 (1998)
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[Publications] Lindsay Parson: "Regional Segment Evolution at Very Slow Spreading Ridgs:Synthesis of FUJI Expedition" EOS Trans.AGU. 79. 892 (1998)
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[Publications] Catherine Mevel: "Evidence for a Cold Spot beneath the Eastern Portion of the South West Indian Ridge" EOS Trans.AGU. 79. 893 (1998)
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[Publications] 玉木賢策: "岩波講座地球惑星科学第10巻「地球内部ダイナミクス」" 岩波書店, 268 (1997)
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[Publications] 玉木賢策: "海洋のしくみ(「中央海嶺-地球上最大の火山帯」の章等執筆)" 日本実業出版社, 148-170 (1997)
