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1996 Fiscal Year Annual Research Report

色素細胞発生機構の分子系統解析

Research Project

Project/Area Number 08044186
Research InstitutionTohoku University

Principal Investigator

山本 博章  東北大学, 大学院・理学研究科, 助教授 (40174809)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 佐藤 滋  日本学術振興会, 特別研究員
GODING Colin  マリーキューリー研究所, 教授
Keywords色素細胞 / チロシナーゼ / 原索動物 / マボヤ / クローニング / チロシナーゼ関連タンパク質 / 系統解析
Research Abstract

本研究は発生機構の進化とそれに関与する遺伝子群の進化との関連を解明する端緒として、色素細胞の発生機構をモデルシステムとし、脊椎動物と原索動物の間で系統解析を行うことを目的とする。まず当該細胞の分化にかかわるマウスの遺伝子群を基にして、それらのマボヤホモログをクローニングすることから始めた。主な成果は以下の通りである。
1.この研究は遺伝子発現の調節機構に関する深い洞察を必要とするので、この分野の第一人者であるゴ-ディング博士を招聘した。さらに特別研究員の佐藤滋氏の参加を要請した。大阪大学と聖マリアンナ大学のグループとの討論で、最新の情報を収集し、これまでの総括と展望について討論した。
2.初年度であるため、ゴ-ディング博士を仙台の研究室と浅虫臨海実験所に案内し、我々のマウスと原索動物マボヤの実験系を実際に紹介した。
3.その際、ゴ-ディング博士は転写調節因子をコードするマウス遺伝子を持参し、それを用いて予備的な実験を行った。
4.マボヤから色素生合成の鍵酵素チロシナーゼ、その間連タンパク質をコードする遺伝子をクローニングし、その転写調節領域を含んだミニ遺伝子を作成した。
5.ゴ-ディング博士はこのミニ遺伝子を持ち帰り、マウス培養細胞を用いてトランスフォーメーションを試みている。
今年度はこちらで進んでマボヤチロシナーゼのクローニングとその発現解析に関する成果を、ゴ-ディング博士とのディスカッションをも考慮して論文にまとめた。
現在もこれらのデータが蓄積されつつあり、次年度に繋がる成果が得られた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Shigeru Sato: "Ascidian Tyrosinase Gene : Its Unique Structure and Expression in the Developing Brain" Developmental Dynamics. 208. 1-12 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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