1996 Fiscal Year Annual Research Report
ロボットの制御用の日本語および韓国語の認識システム
Project/Area Number |
08045045
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Research Institution | Miyagi National College of Technology |
Principal Investigator |
唐澤 信司 宮城工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (10042243)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 千里 宮城工業高等専門学校, 材料工学科, 教授 (60109832)
鄭 俊憲 仁荷工業専門大学, 電子科, 教授
具 龍曾 仁荷工業専門大学, 電子科, 教授
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Keywords | 音声認識装置 / ロボット制御 / 日本語音声 |
Research Abstract |
平成8年度は、大学間協力研究の開始するということで相互に訪問し、双方の状況の理解を深めた。簡単な挨拶の言葉の習得したり、日本と韓国の文化の特徴なども論じあった。7月以降は、韓国側の装置の製作技術を学び、装置の試作は日本側で進めた。その後、日本側で試作した回路図を韓国側に提供し、双方で試作研究ができるようになり、その後、研究成果をメールで連絡して共同研究を進めた。 [研究成果] 音声の波形観測により、認識対象の音声波形を把握した。また、装置の製作技術を韓国側から学び、電子装置の開発に必要なデータが得られた。 [音声信号の波形観測の成果] 1).母音は振幅が大きな波で、ピッチ単位で繰り返すので特徴抽出が容易である。 2).韓国語では、母音が一つの音節の中の途中で変化することが多い。 [音声認識装置製作の成果] 1).音声信号の振幅レベルを自動的に圧縮する装置の制御信号の時間遅れを利用して過渡的な認識処理の開始信号を検出できた。 2).ピーク値の保持回路に適当な放電回路を付加してピーク値の検出回路ができた。 [研究成果の公表] 研究の方法および音声認識装置の設計製作あるいは特性評価などを学会、研究紀要、国際シンポジウムなどに報告して、音声認識電子装置の試作研究を前進させた。 [今後の研究] 今後、さらに本装置の開発研究を共同で行い、回路技術および素子技術を進展させ、その成果を発表するということで研究者を招聘したり、派遣したい。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Shinji,KARASAWA Yong Hea,KU: ""Methods and Circuits for a Real-Time Automatic Translation from Voice into Phonograms."" Proc.Inter.Tech.Conf.Circuit/Systems,Computer and Communications '96,Seoul,Korea.Vol.2. 1130-1133 (1996)
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[Publications] 唐澤信司、池田千里、具 龍曾、鄭 俊憲: "長母音認識装置の設計製作" 宮城工業高等専門学校研究紀要. 33号. 9-16 (1997)
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[Publications] 唐澤信司、池田千里、具 龍曾、鄭 俊憲: "意思決定ルールを体験的に学習するMOS集積回路" 1997年電子情報通信学会総合大会. D-8-7. -(1) (1997)
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[Publications] Shinji,KARASAWA,Senri IKEDA Yong Hea,Ku,Jun Hum CHUNG: "Electrical circuits for the recongnition of Japanese vowels." China-Japan Workshop on Spoken Language Processing,ξ7.3,1997,April.1-6 (1997)