1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08045046
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Research Institution | Nagaoka National College of Technology |
Principal Investigator |
佐藤 和秀 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (80113398)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
王 紅星 黒龍江水利高等専科学校, 工学部, 講師
王 穎 黒龍江水利高等専科学校, 工学部, 講師
丁 琳 黒龍江水利高等専科学校, 工学部, 副教授
王 暁松 黒龍江水利高等専科学校, 工学部, 講師
王 喜栄 黒龍江水利高等専科学校, 工学部, 副教授
季 山 黒龍江水利高等専科学校, 工学部, 教授
田中 一浩 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助手 (40259841)
湯沢 昭 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (20005557)
吉田 茂 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 助教授 (60042769)
佐藤 勝久 長岡工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (20249767)
山口 肇 長岡工業高等専門学校, 一般教育科, 教授 (00042747)
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Keywords | 中国 / 水循環 / 酸性雨 / 酸性雪 / 飲料水 / トリハロメタン |
Research Abstract |
1 平成8年10月に、中国黒龍江省に赴き、共同研究をスタートした。水文観測観測流域を日中双方で相談し、あまり詳しい観測結果が得られていない、大興安嶺の新林区とし、列車で丸1日かかる当地を行き、観測地点を決定した。日本から持参した自動記録水位計を設置し、保守を現地の人に頼んだ。現地の人は水利庁の関係の人で、信頼がおけると思われる。河の断面形態等を調査し、水文気象データの収集を実施したが、中国内の事情もあり、データ収集は今後の課題となった。その他、河川水、地下水の採取、および都市部での飲料水の採取を行い、1部を中国の共同研究者に渡し、他は全部日本に持ち帰り、化学分析を実施した。 2 平成9年3月に再び、2グループが中国黒龍江省に赴いた。当初予定では、中国で一番降雪の多い1月に行く予定であったが、中国側の都合で3月になってしまった。哈尓濱の東約300kmの牡丹江の山域に行き、積雪調査を実施した。40cm程の積雪深があり積雪断面観測、積雪採取を実施した。もう一つのグループは、冬季の都市飲料水の実態調査を実施した。また共同研究者に採取してもらった哈尓濱市の降雪サンプルを日本へ持ち帰った。 現在、日本へ持ち帰った降水、河川水、地下水、飲料水の化学分析をし、解析中である。その結果を考慮して、次年度の計画実行に反映していきたい。また冬季、回収が出来なかった水位計のデータ回収を次年度夏季に予定している。
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