Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
国分 良成 慶應義塾大学, 法学部, 教授 (20146567)
中居 良文 青山学院大学, アジア経済研究所, 副研究員
沢田 ゆかり 神奈川大学, 外国語学部, 専任講師
趙 宏偉 杏林大学, 社会科学部, 専任講師 (40265773)
唐 亮 松阪大学, 政治経済学部, 助教授 (10257743)
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Research Abstract |
本年度の研究活動は,(1)研究分担者,研究協力者,公募研究者の各人の個別的な研究活動,(2)A01班としての定例の研究会活動,(3)班としての研究成果の発表に分けられ,総じて活発であった。(1)では,前年度の研究テーマを継続する形で今年度の各自研究活動を掘り下げてきた。特に「中央・地方関係」あるいは「地方の政治動向」の研究を班としての中心テーマとしているだけに,新たな資料の収集,データーの蓄積が極めて重要になってくる。研究分担者,協力者,公募研究者は,在日の中国人のインタビュー,各研究機関の図書館,中国専門の書店など様々なルートを通じて,資料,データーの収集に力を入れた。(2)の定例研究会活動は,基本的に毎月1回(全体研究集会,他班との合同研究会を含む)のペースで実施してきた。(3)については,本重点領域研究の定期刊行物<シリーズ中国領域研究>第6号『変容する政治社会;地方論からのアプローチ』(97年10月)として班の中間的成果を発表した。各題名は次ページに記す。またそれを踏まえ平成10年度に向け各自が取りくんでいるテーマは以下の通りである。<計画分担者>組織人事制度から見た改革期における中央=地方関係(唐亮),省党委員会書記の権力から見た地方政治(趙宏偉),中国の北朝鮮政策における地方の役割(中居良文),社会保険制度の実施と地方政府(沢田ゆかり),<公募研究>中国人民解放軍におけるプロフェッショナリズムの形成(滝口太郎),改革・開放時代の中国における幹部制度の構造,運用および変容(小竹一彰),<研究協力者研究>北京市都市再開発をめぐる中央と北京市の関係(佐々木智弘),中央・地方関係としての香港問題(三船恵美),法制建設をめぐる中央・地方関係(範雲濤),村民委員会・村民代表会議と村党支部の関係(中岡まり),貧困農村の政治社会動態と基層政権(田原史起)である。
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