1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08234226
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
山崎 芳男 早稲田大学, 理工学総合研究センター, 教授 (10257199)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小林 哲則 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (30162001)
高西 淳夫 早稲田大学, 理工学部, 助教授 (50179462)
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Keywords | 波面合成 / キルヒホッフ積分 / 近接4点法 / 高速1bit信号処理 / トランスオーラル |
Research Abstract |
バーチャルリアリティ(VR)の実現にはヘッドホンとHMD(Head Mounted Display)を用いることが多いが,HMDは装着にともなう圧迫感および受聴者の動きに応じたシステムの修正など問題も多々ある. 音場の再現を目指した国内の研究は古くはNHKの牧田康雄,早大の伊藤 毅らによる立体音響再生に関する研究,東京電気大学の三浦種敏らによるOSSやNTTの金田 豊,三好正人らによるMINTを使ったトランスオーラル系に関する研究,米国ではNASAはじめ多くの研究機関で,ヨーロッパではRuhr大学のBlauertらにより両耳受聴,再生システムに関する研究が1960年代から行われている. 本研究は理論的には確立していたが膨大なハードウェア規模と制御系の制約から実音場への適用が全く試みられていなかったキルヒホフの境界面積分に基づく波面合成法による音場制御を,新たに開発した呼吸球音源対と高速1bit処理による制御系により実現しようというものである. 本年度は (1)平成7年度の研究結果に基づき無響室において26チャンネルによる制御実験を行ない,近接4点法により再現音場を評価したところ初期の目的を達していることが確認された. (2)平成7年度に購入したワークステーションを用いて高速1bit信号処理による制御LSIを設計を行なった. (3)多点音場制御システムを構築し,現実的な使用条件を想定して聴感的特性を含めた音場制御システムの性能評価を行い,バーチャルリアリティへの適用の可能性を検討した.
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 山崎芳男: "Sound field reproduction using wave-front synthesis based on the four microphones measurements" THE JOURNAL of the Acoustical Society of America. 100・4. 2698 (1996)
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[Publications] 山崎芳男: "High-efficiency,high-speed,1-bit coding using generalized harmonic analysis" THE JOURNAL of the Acoustical Society of America. 100・4. 2601 (1996)
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[Publications] 山崎芳男: "音響信号の時間周波数分析" 日本音響学会誌. 53・2. 147-153 (1997)
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[Publications] 及川靖広: "室内音場解析への一般調和の導入 -大空間音場の解析-" 日本音響学会講演論文集. 757-758 (1996)
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[Publications] 吉田訓康: "一般調和解析による適応型近接4点法音場分析" 日本音響学会講演論文集. 605-606 (1996)
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[Publications] 鷲野隆雄: "キルヒホッフ積分に基づく集中拡声系の構築" 日本音響学会講演論文集. 537-538 (1996)
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[Publications] 安田 浩: "オーム社" 総合マルチメディア選書 MPEG, (1996)