1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08237216
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
柴田 徹 青山学院大学, 理工学部, 助手 (70082831)
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Keywords | エネルギースペクトル / 宇宙線組成 / 超新星 / 衝撃波加速 / フエルミ加速 |
Research Abstract |
平成7年度から開始された日露共同気球実験を平成8年度も行った。気球実験は平成8年7月にロシア国のカムチャッカ半島で2回行い、最初の実験は7月17日に放球し7月23日にヴォルガ川沿いのPermiで回収し、2回目の実験は7月18日に放球し7月24日にやはりヴォルガ川沿いのUfaで回収した。観測時間はいずれも約150時間で気球実験としては長時間の観測であり、これまで4回(平成7年度は2回)の実験全てが成功したことになる。観測機器は日本側が分担し、気球関連の作業(放球、回収等)はロシア側が分担した。観測器は原子核乾板を主体にした軽量型エマルションチェンバー(約250kg)であるが、平成7年度の解析及び平成8年度の予備的解析から、超高エネルギーの宇宙線観測に対して従来の重量型チェンバーよりも多くの点で優れていることがわかった。特にエネルギー決定方法に関しては従来のカスケードシャワー方式に代わる方式を開発した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] T.Shibata: "Cosmic Ray Spectrum and Composition : Direct Observation" IL Nuovo Cimento. (in press).
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[Publications] E.Kamioka and T.Shibata et al.: "Azimuthally controlled observation of heavy cosmic-ray primaries by means of the balloon-borne emulsion chamber" Astroparticle Physies. 6・2. :155-167 (1997)