1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08238211
|
Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
八木 哲也 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (50183976)
|
Keywords | ビジョンチップ / アナログVLSI / 網膜 / 順応 / 視期視覚 / インテリジェントセンサー |
Research Abstract |
脊椎動物網膜は,視覚環境に順応しながら外界像を柔軟に処理する優れたインテリジェントセンサーである.この機能を工学的に応用することは,現在の直列型デジタルコンピュータを主体とした画像処理システムの持つ欠点を克服する道を開く.本研究の目的は,この網膜の機能に学び,空間解像度が変化する順応的ビジョンチップ(視覚情報処理用アナログ集積回路)の開発である.本年度の成果を記す. 1.空間解像度が変化する一次元100画素のラインセンサーの回路モデルを考案し,入出力を計算機によりシミュレーション解析した.このモデルは,素子の特性のバラツキを補償する機能が加えられている. 2.モデルに基づき,集積回路のレイアウトを行った. 3.一次元100画素のラインセンサーを6本並べたビジョンチップを制作した. 現在チップの入出力を測定中である.
|
Research Products
(2 results)