1997 Fiscal Year Annual Research Report
実践的有機分子構築法の開発:高次構造天然物合成を目指して
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08245102
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
桑嶋 功 東京工業大学, 理学部, 教授 (50016086)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
向山 光昭 東京理科大学, 理学部, 教授 (60016003)
野依 良治 名古屋大学, 大学院・理学研究科, 教授 (50022554)
金岡 祐一 富山女子短期大学, 学長 (50001029)
奈良坂 紘一 東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50016151)
伊藤 嘉彦 京都大学, 大学院・工学研究科, 教授 (40026018)
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Keywords | 高次構造 / 天然有機化合物 / 実践的分子変換法 |
Research Abstract |
本重点領域研究の目的は、今日の有機合成化学において最も重要な課題の一つである高次構造天然有機化合物を標的とし、その効率的な全合成手法の開発とその量的合成を計るにある。本年度は25名の班員からなる計画研究班を設定し、これに加えて53名の公募研究員が酸化して研究を行った。各班の班長が総括班実施グループとして各班の運営にあたり、互いに連携を保ちながら多項目の研究目標達成のためにも協力して問題解決にあたった。 各班員間の密接な交流を計るために、班員名簿及び研究テーマのグラフィックアブストラクトを作成し、各自のテーマの周知とこれに基づいた討議の徹底を計った。 平成9年6月12日及び13日に東京で第2回公開シンポジウムを行い、16名の班員が研究成果を発表し、これらについて活発な討論がなされた。また、12月8日及び9日に大阪で第3回公開シンポジウムを行い、16名の班員の成果報告がなされた。いずれも参加者が班員数を大幅に越えて200名以上に達し、この研究分野への関心の大きさが伺われた。 また、実施グループと評価グループによる総括班会議を2回開き、大局的且つ総合的見地より本研究に対する指導を受け、運営に関しても有益な助言を得た。さらに、班長会議を3回開催して研究運営上の連絡を行った。 研究推進のため、本年度の各研究班員の研究成果をとりまとめた成果報告書を作成した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] I.Kuwajima: "Control of Stereochemistry by σ-Participation of a Silyl Group.A Novel Method for Diastereoselective Polyol Synthesis" J.Org.Chem.62・NO,13. 4206-4207 (1997)
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[Publications] I.Kuwajima: "A New Approach for Ingenol Synthesis" J.Org.Chem.62・NO,10. 3032-3033 (1997)
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[Publications] K.Narasaka: "Synthesis of 8-Hydroxyquinolines by the Cyclization of m-Hydroxyphenethyl Ketonre O-2,4-Dinitrophenyloximes" Synlett. Special Issue. 445-446 (1997)
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[Publications] K.Narasaka: "Preparation of m-Acvlphenol Derivatives by the Reaction of Tricarbonyl (cyclohexa dienone) -iron Complex and Higher Order Cuprates" Chem.Lett.NO,8. 699-700 (1997)
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[Publications] Y.Ito: "Rhodium-Catalyzed Asymmetric [4+1] Cycloaddition" J.Am.Chem.Soc.119・NO,12. 2950-2951 (1997)
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[Publications] Y.Ito: "Direct Intermolecular [4+2] Cycloaddition of Unactivated 1,3-Diene Substrates with High Regio-and Stereoselectivities" J.Am.Chem.Soc.119・NO,30. 7163-7164 (1997)