1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08245243
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
塩入 孝之 名古屋市立大学, 薬学部, 教授 (20012627)
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Keywords | 生物活性ペプチド / 酵素阻害 / 海綿 / ヘノキサゾールA / ラディオスミン / サイクロセオナマイドB |
Research Abstract |
我々はすでに種々の海洋生物由来の生物活性ペプチドの大量合成法を確立し,それらのいくつかのものについては生物活性発現機構を明らかにした。本研究はその延長として海洋ならびに淡水産生物由来の顕著な生物活性を有する化合物の効率的な合成法の開発と,それを用いた大量合成を行うことを目的とした。本年は海綿より得られた鎮痛活性を有するヘノキサゾールA,水生ラン藻より得られたトリプシン阻害剤ラディオスミン,そして海綿より得られたスロンビン阻害活性を有するサイクロセオナマイドBの合成研究を行った。そしてヘノキサゾールについては重要中間体を合成し,ラディオスミン,サイクロセオナマイドについてはその合成に成功した。
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