1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08278101
|
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 紘一 東京大学, 分子細胞生物学研究所, 教授 (80011948)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝沼 信彦 徳島文理大学, 健康科学研究所, 教授 (50035375)
岩永 貞昭 九州大学, 名誉教授 (90029942)
川島 誠一 東京都臨床医学総合研究所, 部長 (60008571)
田中 啓二 東京都臨床医学総合研究所, 部長 (10108871)
木南 英紀 順天堂大学, 医学部, 教授 (10035496)
|
Keywords | プロテオリシス / プロテアーゼ / 蛋白分解酵素 / バイオモジュレーター / 蛋白分解 |
Research Abstract |
重点領域研究「蛋白分解のニューバイオロジー」は二つの計画研究班と47個の公募研究班からなり、蛋白質の選択的蛋白分解のメカニズムやそれに伴う蛋白質の機能変換の実態を明らかにし、バイオモジュレーターとしてのプロテアーゼ作用を分子レベルで解明することを目指している。本研究班は重点領域研究の総括班として計画研究班間および公募研究班との研究計画の調整、助言指導を行うと共に、重点領域全体の活性化と研究の推進を図ることを目的とした。本年度は総括班会議を2回(平成9年7月と12月)開催し、本重点領域研究の研究の推進その他につき意見を交換した。総括班会議の下に6名からなるワーキンググループを設置し、通常の活動はワーキンググループが実施を検討した。 班員間の交流を図るため班員名簿とニュースレター(3回)を発行したほか、平成9年7月には浜名湖(静岡県)でワークショップを開催し、全班員がこれまでの研究経過と今後の研究計画を発表・討論し共同研究などの可能性を探った。また、平成9年12月には本重点領域の宣伝・活性化のため、第2回公開シンポジウム「プロテアーゼとアポトーシス」を東京で開催し、本領域の研究成果を5名の班員が代表して発表し、その他に班員外の1名を講師として依頼した。200名以上の多数の参加者があり、本研究領域の宣伝、成果の公開の点で大きな意義があった。同じく12月に研究成果報告会を兼ねた班会議を開催し、全班員が本年度の研究成果を発表討論し、今後の発展方向を検討した。さらに、平成10年2月には岩手研究者の育成と技術や方法の交換を行うため、京都府亀岡市湯の花ハイツで若手シンポジウムを開催した。参加者は関西地方を中心とした助手、研究員、大学院学生で、昨年に次ぐ2回目の試みとして大きな意義があり、来年度以降も積極的に若手シンポジウムを開催することにした。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] K.Kinbara: "Muscle-specific calpain,P94,interacts with the extreme C-terminal reqion of comection,a unigue region reqion flanked by two immunoglobulin C2 motifs." Arch.Biochem.Biophys.342. 99-107 (1997)
-
[Publications] H.Sorimachi: "Tissue-specific expression and alpha-actinin binding properties of the Z-disc titin:Implications for the nature of vertebrate Z-discs." J.Mol.Biol.270. 688-695 (1997)
-
[Publications] S.Amano: "Identification of Endogenous substrates for Drosophila calpain from a salt-extraction fraction of Drosophila ovaries." J.Biochem.122. 865-871 (1997)
-
[Publications] H.Sorimachi: "Structure and physiological function of calpains." Biochem.J.328. 721-732 (1997)
-
[Publications] J.Ezaki: "Decreased lysosomal subunit c-degrading activity in patient fibroblasts with late infantile form of neuronal oeroid lipofuscinosis." Neuropediatrics. 28. 1-3 (1997)
-
[Publications] N.Tanahashi: "Molecular properties of the proteasome activator PA28 family proteins and γ-interferon regulation." Genes to Cells. 2. 195-211 (1997)