1996 Fiscal Year Annual Research Report
RP105分子を介するマウスB細胞活性化機構の解析
Project/Area Number |
08282228
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Research Institution | 佐賀医科大学 |
Principal Investigator |
三宅 健介 佐賀医科大学, 医学部, 助教授 (60229812)
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Keywords | B細胞 / RP105 / ロイシンリッチリピート |
Research Abstract |
RP105に何らかの分子が会合しているという結果を我々は得ており、現在その分子の同定を急いでいる段階である。またRP105の細胞内ドメインに結合する分子をYeast Two Hybrid Systemで検索した結果1個のクローンがとれており、このクローンについての確認も急いでいる。さらにRP105ノックアウトマウスの作製も進めている。リガンドの検索については現在も進めている。これらの結果の他に以下の結果も得ている。 1.RP105と抗原レセプターを介する刺激によるB細胞アポトーシスとの関わり(Yamashita.Y,J.Exp.Med)RP105を介する刺激で活性化されたB細胞は放射線やステロイドで誘導されるアポトーシスに対して耐性を獲得する。ところが抗原レセプター刺激に対しては逆に増殖が抑制され、アポトーシスが誘導された。興味深いことに抗CD40で活性化されたB細胞では増殖抑制やアポトーシスはみられなかった。抗原によるB細胞アポトーシスには免疫寛容あるいは抗体産生のネガティブフィードバックといった役割が考えられ、RP105がこれらに関わっている可能性が考えられる。 2.ヒトRP105の遺伝子クローニング及びヒト、マウスRP105遺伝子(LY64,Ly64)の染色体マッピング(Miura,Y.,Genomics) ヒトのRP105ホモローグ遺伝子を単離し、マウス、ヒトの染色体上での遺伝子の位置を決めた(京都府立医大稲沢治先生、米国国立ガン研究所Nancy A.Jenkins博士との共同研究)。それぞれ5q12,13番distal regionと互いにsyntenicな領域に位置しており、locusの名前はそれぞれLy64,Ly64と決まった。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Miura,Y.: "Molecular Cloning of a human RP105 homologue nad chromosomal localization of the mouse and human RP105 genes(Ly64 and LY64)" Genomics. 38. 299-304 (1996)
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[Publications] Oritani,K.: "Antibody ligation of CD9 modifies production of myeloid cells in long term culture." Blood. 87. 2252-2261 (1996)
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[Publications] Yamashita,Y.: "Activation mediated by RP105 but not CD40 makes normal B cells susceptibleto anti-lgM-inducedapoptosis:Arole for Fcreceptorcoligation." J.Exp.Med.184. 113-120 (1996)
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[Publications] Miyakawa,Y.: "Cell adhesion via murine α4 human β1 integrin chimera on transfected K562 cells to endothelialcells." Exp.Cell Res.226. 75-79 (1996)
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[Publications] 三浦由宏: "B細胞表面分子RP105とB脂肪アポトーシス" 日本臨床. 54. 1784-1789 (1996)