1996 Fiscal Year Annual Research Report
国際教育協力の人材の発掘・確保と人材活用の進め方に関する調査研究
Project/Area Number |
08300005
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Research Institution | National Institute for Educational Policy Research |
Principal Investigator |
渡辺 良 国立教育研究所, 国際研究協力部, 室長 (30141980)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜野 隆 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助手 (00262288)
永田 佳之 国立教育研究所, 国際研究協力部, 研究員 (20280513)
沼野 太郎 国立教育研究所, 国際研究協力部, 研究員 (50228277)
牟田 博光 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70090925)
潮木 守一 名古屋大学, 大学院・国際開発研究科, 教授 (80022391)
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Keywords | 国際協力 / 教育協力 / 教育開発 / 国際援助 / 人材活用 |
Research Abstract |
教育分野(広く医学、工学、農学等を含む)の国際協力に活用可能と思われる、全国の大学や教育研究機関、小・中・高等学校等に在職する潜在的な専門家集団を対象に、経歴、専門分野、教育協力、援助の経験の有無、協力する場合の諸条件等に関する質問紙調査を実施し、その結果をもとに国際教育協力の専門家候補者の(a)量的把握、(b)専門領域の傾向の把握、および(c)協力する際の条件等の分析を行う。これを踏まえて教育分野の国際協力・援助に関する際に、どのような個人的および組織・制度的な条件整備が必要であるかを明らかにすると共に、教育専門家を国際協力に積極的に活用していく方法に関する具体策を検討することを目的としている。 平成8年度は3年計画の第1年次として、海外での活動経験や国際協力活動への興味関心の有無をすべての国公立大学と学生数200人以上の私立大学の合わせて381大学、および65の都道府県・政令指定都市の教育研究所・センターの合計446機関の専任助手を含む教官や教育・研究系職員を対象とした質問紙調査を実施し、約4万5千人からの回答を得た。一方、すべての国立小・中・高等学校および10分の1抽出した全国の公立・私立の小・中・高等学校の合計4,222校を対象として国際協力経験をもつ教員数、および国際協力活動に興味関心をもつ教員数に関する質問紙調査を実施し、約6割の学校からの回答を得ることができた。第2年次には、今回回収した調査票をもとに国際協力に興味関心があると回答した者を対象とした質問紙調査を実施し国際協力を行う上での条件等の情報を収集する予定にしている。
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