1997 Fiscal Year Annual Research Report
災害時における学校の防災体制・防災教育の充実、並びにボランティア活動推進の方策に関する研究
Project/Area Number |
08300009
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Research Institution | Hyogo University of Teacher Education |
Principal Investigator |
西村 年晴 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (00011750)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宗 正誼 武庫川女子大学, 文学部, 教授 (70249499)
宮崎 和夫 親和女子大学, 文学部, 教授 (20229826)
大橋 健一 兵庫教育大学, 学校教育学部, 助教授 (70269281)
佐々木 正道 兵庫教育大学, 学校教育学部, 教授 (30142326)
徳山 明 常葉学園富士短期大学, 学長 (30012371)
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Keywords | 災害 / 防災体制 / 防災教育 / ボランティア活動 |
Research Abstract |
1.災害時における学校の防災体制の充実に関しては、立地条件と学校施設の強化・設備備品等の安全管理・ライフラインの確保など施設の防災機能の充実や、地域防災計画における学校の位置づけや学校教育機能の回復など学校・教員の果たす役割についてあるべき姿を示した。 2.防災教育の充実に関しては、安全教育の充実および教職員の指導力の向上という観点から指針を示した。 3.平成7年に全国規模で1万人を対象に実施した阪神・淡路大震災におけるボランティアの実態調査の結果は、翌年の平成8年に報告書としてまとめた。しかしその調査の中でのボランティア活動の動機と意見等についての自由回答の入力は、平成9年に完了し現在統計的分析を行っている。平成10年度中に報告書としてまとめる予定である。 4.学生ボランティアの活動:阪神・淡路大震災時の関西の6大学(神戸大学・兵庫教育大学・神戸商船大学・関西学院大学・神戸親和女子大学・武庫川女子大学)で平成8年に実施したボランティア活動並びにボランティア活動に関する意識調査を基に分析を行った。その結果、学生の高い関心と肯定的態度が見られ、また被災地において積極的な活動を行った実態が明らかとなった。3と同様に平成10年度中に報告書としてまとめる予定である。
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