1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08300014
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
加藤 義章 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (30093397)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
宅間 宏 日本原子力研究所, 関西研究所, 総括研究リーダー
櫛田 孝司 大阪大学, 大学院・理学研究科, 教授 (00013516)
神谷 武志 東京大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70010791)
植田 憲一 電気通信大学, レーザー極限技術研究センター, 教授 (10103938)
三間 圀興 大阪大学, レーザー核融合研究センター, 教授 (30033921)
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Keywords | レーザー科学 / 光科学 / 光産業 / 研究ネットワーク |
Research Abstract |
近年、レーザー光の発生、制御、利用に関する科学が飛躍的な進歩を遂げつつある。量子力学的な理論限界に相当する極限的な性能を有する「理想的な光」の発生を比較的に容易に実現し得ることが示され、光の応用範囲が急速に広がりつつある。21世紀には基礎科学の新展開及び新産業創出への展開において、レーザー科学は重要な研究分野として発展する可能性がある。 我が国の大学に於けるレーザー科学研究は、諸大学に属する講座単位の研究室及び阪大、電通大の研究センター等において実施され、世界的な成果が挙げられてきた。近年、科学研究費の増額、競争的研究資金の導入によりレーザー科学研究は新たな発展を遂げつつある。他方、原研に関西研究所が設置され超短パルス・超高出力レーザーを用いた光量子科学研究がH7年度に発足し、レーザー科学に関する基礎的な研究機関として大学との研究交流が求められている。光通信、光情報処理を中心とする光産業分野では我が国は世界的に第一線にあるが、レーザー・応用機器全般に関しては、大学研究者との交流による産業の活性化が求められている。また、研究者養成の面から、大学における光科学教育の見通しと強化が求められている。 本研究では、大学におけるレーザー科学研究体制を整備し、科技庁等の研究機関、産業界との連携を強化し、レーザー科学研究を通じて我が国の科学技術の発展に寄与するために、レーザー科学ネットワークについて検討を行い、その必要性、役割、形態等について検討を行った。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Y.Kato, et al.: "Generation of intense x-ray laser radiation at 8nm in Ni-like Nd ions" SPIE. 3156. 2-10 (1997)
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[Publications] H.Daido, et al.: "Atomic number scaling of nickel-like soft x-ray lasers" Int.J.Modern Phys.B11・8. 945-990 (1997)
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[Publications] G.Y.Yoon, et al.: "High aspect ratio line focus for an x-ray laser by a deformable mirror" Appl.Optics. 36・4. 847-852 (1997)
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[Publications] Y.Kato, et al.: "Implosion experiments with uniformity improved GEKKO XII : Overview" AIP Conf.Proc. 369. 101-107 (1996)
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[Publications] Y.Kato, et al.: "Fast ignition and related plasma physics issues with high-intensity lasers" Plasma Phys.and Controlled Fusion. 39・5A. 145-152 (1997)
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[Publications] R.Kodama, et al.: "Study of laser-hole boring into overdense plasmas" Phys.Rev.Lett.77・24. 4906-4909 (1996)