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1998 Fiscal Year Annual Research Report

現代日本の社会変動と地域社会の変容・再編-グローバリゼーション, イノベーション,インフォメーション・システム,コミュニティ・ストラクチャー

Research Project

Project/Area Number 08301017
Research InstitutionSenshu University

Principal Investigator

北川 隆吉  専修大学, 文学部, 教授 (10061037)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 北島 滋  宇都宮大学, 国際学部, 教授 (80109735)
岩城 完之  関東学院大学, 文学部, 教授 (10001794)
帯刀 治  茨城大学, 人文学部, 教授 (20007751)
板倉 達文  名古屋大学, 情報文化学部, 教授 (10139389)
柴田 弘捷  専修大学, 文学部, 教授 (80103414)
Keywordsグローバリゼーション / イノベーション / インフォメーション・システム / コミュニティ・ストラクチャー
Research Abstract

本研究は、グロバリゼーション、イノベーション、インフォメーション・システム、コミュニティ・ストラクチャーの4方面から、我が国の社会変動を調査検討し、事態の展開の根本に存在する社会的ダイナミズムをあきらかにすることを目的とした。その成果は我が国のみでなく、広く東アジア、東南アジアの変化しつつある社会の今後を考える上でも多くの示唆を与えるものとなろう。そうした結果をめざして、第1年度及び第二年度は実証・調査研究に重点がおかれ、すでに第一年度は東京圏、第二年度は東海圏の調査を実施した。三年目にあたる本年度は、そのとりまとめを行った。具体的には第一年度の東京圏での調査結果と、第二年度の東海圏での調査結果の比較検討を行ために、調査が不十分な地域は補充調査を行うとともに、比較検討のための理論的整理を重点的に行った。その結果、本年度研究による知見は以下のとおりである。
(1) 当初意図していた<東京圏>と<東海圏>の比較は不可能との結論に達し、それ故研究方法は両地域のケーススタディとしてとりまとめることになった。比較が不可能なことは人口量、都市規模の違いだけでなく、産業・工業構造の根本的差異への着目を必要とさせ、いずれの地域にあって変動の直中にあり、本研究では、まさに変動過程の実態があきらかにされている。
(2) 両地域のケーススタディの分析軸=テーマは、東京圏、東海圏それぞれ5地区で異なっている。
(1) 東京臨海副都心(周辺区含む)と名古屋市・・・国家的大規模プロジェクトと産業・地域の変容
(2) 千葉県・茨城県南と豊橋市 ・・・地域開発プロジェクトと産業・地域の変容
(3) 埼玉県県央と岐阜県中濃 ・・・人口急増と産業・地域の変容
(4) 東京多摩(八王子市を中心に)と浜松市 ・・・広域開発と産業・地域の変容
(5) 神奈川県央と大垣市 ・・・新型工業都市への転換と地域社会の変容
(3) こうしたことから、21世紀-おそらく2010年まで-に新しい変動が生まれつつあり、その中で都市・都市間連関、地域社会そのものの存立が問われようとしている。この点で、東京圏との対比でいえば、「東海」の分解・分極化の方向を見せ始めている。

  • Research Products

    (6 results)

All Other

All Publications (6 results)

  • [Publications] 坂 幸夫: "東京における外国人労働者" 『東京研究』. 3. (1999)

  • [Publications] 渥 美 剛: "工業都市一類型としての浜松市の特徴" 『日本都市学会年報1998』. 31. (1999)

  • [Publications] 村松 加代子: "工業都市浜松における大企業、中企業、小・零細企業の経営実態" 『日本都市学会年報1998』. 31. (1999)

  • [Publications] 大久保 武: "地域労働市場の変容と外国人労働者の「階層性」" 『日本都市学会年報1998』. 31. (1999)

  • [Publications] 和田清美・黒岩亮子: "現代工業都市の地域社会変動" 『日本都市学会年報1998』. 31. (1999)

  • [Publications] 鈴木香奈子・和田清美: "浜松市における住民組織の実態" 『日本都市学会年報1998』. 31. (1999)

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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