• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1997 Fiscal Year Annual Research Report

いじめ解消をめざした,スピーチコミュニケーション技能の開発に関する総合的研究-マルチメディア教材の開発を基礎として-

Research Project

Project/Area Number 08308017
Research InstitutionNational Institute for Educational Research of Japan

Principal Investigator

有元 秀文  国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (40241228)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 戸田 善治  国立教育研究所, 教科教育研究部, 研究員 (50207586)
工藤 文三  国立教育研究所, 教科教育研究部, 室長 (30231096)
南 保輔  成城大学, 文芸学部, 専任講師 (10266207)
茂呂 雄二  筑波大学, 心理学系, 助教授 (50157939)
上野 直樹  国立教育研究所, 教育指導研究部, 室長 (40124177)
Keywordsいじめ / 自己主張 / 話し合い / パソコン / スピーチコミュニケーション / スピーチ / ディスカッション / ロールプレイング
Research Abstract

この研究のねらいは,自己主張や話し合いによって積極的に問題を解決するスピーチコミュニケーション技能を育てることによって,いじめ問題を解消することにある。
今年度の研究によって,次の成果が得られた。
1.小中高校の15人の教諭に依頼して,いじめ解消に役立つスピーチコミュニケーション技能を育成する19の研究授業を実施した。授業の内容は,スピーチ・ディスカッション・ロールプレイ・ピアカウンセリングなどである。
2.英国を訪問して,いじめ問題の世界的権威である,P・スミス及びH・コウイ-博士より研究計画のレビューを受けた。
更に,作成したマルチメディアソフトについても指導助言を得た。併せて研究計画のレビューに役立てるために,学校におけるいじめ解消の実践授業の観察,カウンセラ-・教諭との面談,研究スタッフとの討議を行った。
3.小中学校で実施した授業及び昨年度オーストラリアで観察した授業をビデオに収録し,そのうち最も適切な映像と音声をパソコンに取り込んだ。更に,子供の親しみやすいアニメーションと音声・文字情報を加えて「いじめ解消」のための4本のマルチメディアソフトを作成した。マルチメディアソフトの内容は次のとおりである。
(1)『「いじめ」を考える』:中学生がロールプレイを演じ,どうしたら「いじめ」を解消できるか話し合う。
(2)『「いじめ」-きみならどうする-』:小学生が「いじめ」を解消するためのもっとも有効な方法について話し合う。
(3)『ともだちと意見が違ったら-オーストラリアの授業-』:意見が対立した時に話し合いによって解決する方法を学ぶ。
(4)『心について話そう-オーストラリアの授業-』いじめやいやがらせなど人の心を傷つける行為について話し合う。
4.研究成果について,研究成果報告書を作成した。報告書の構成・内容は次の通りである。
(1)マルチメディア教材編:この研究で開発した4本のマルチメディアソフトの使い方と内容を画像をまじえて解説する。
(2)授業研究編:小中高校の15人の教諭による,いじめ解消のための19の実践の理論・方法・内容に関して報告する。
(3)理論編:この研究の理論的背景と授業分析の方法と分析結果に関して2本の論文によって解説する。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 有元秀文: "オーストラリアの教室で見た,いじめ解消のためのコミュニケーション技能の開発" 国立教育研究所研究集録. 第35号. 1-14 (1997)

  • [Publications] 有元秀文: "「生きる力」を育てるためのコミュニケーションの学習-共同体に参加し共同体を変えるための,自己主張・対話・ディスカッション-" 第14・15回教育研究公開シンポジウムこれからの学校教育とカリキュラム. 1-12 (1998)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2013-11-25  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi