1996 Fiscal Year Annual Research Report
超高速・高性能ネットワークによる新しい研究・教育の高次情報環境構築の体系的研究
Project/Area Number |
08308022
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
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Section | 総合 |
Research Institution | Nihon University |
Principal Investigator |
野口 正一 日本大学, 工学部, 教授 (80006220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 克夫 京都大学, 工学部, 教授 (30026009)
村岡 洋一 早稲田大学, 工学部, 教授 (50182085)
西尾 章治郎 大阪大学, 工学部, 教授 (50135539)
田中 英彦 東京大学, 工学部, 教授 (60011102)
相磯 秀夫 慶應大学, 環境情報学部, 教授 (90051250)
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Keywords | 研究・教育の情報環境 / 超高速ネットワーク / 知的ソフトウェア / 超並列ソフトウェア / 超分散ソフトウェア / 大規模知識ベース |
Research Abstract |
本総合研究は21世紀における大学の研究・教育のための情報・通信基盤構築に関する体系的研究を行うことである.このため,具体的なプロトタイプを日本の中心となる大学で構築する. 平成 年度は本総合研究の初年度であり,まず次に示す5つの基盤研究グループを設置し,各研究グループとの間で十分な意志の疎通をはかりながら個別的に研究を進めた. (1)超高速ネットワーク研究グループ,(2)超並列,超分散システム研究グループ (3)知的ソフトウェア研究グループ,(4)大規模知識データベース研究グループ (5)高度知識共有研究グループ 各研究グループの主な研究の実績は以下の通りである. (1)超高速ネットワーク研究グループ 超高速ネットワーク構築の上での基盤となる次の技術を開発した. (a)PVCネットワークをSVCネットワークとして利用可能とするネットワーク管理用プログラムの開発 (b)ATM上のマルチキャストプロトコルの設計 (c)映像配信プロトコルの提案と実現 (2)超並列,超分散システム研究グループ (a)分散並列コンパイラの開発 (b)有限要素法を対象としたネットワークコンビューティングの実現 (3)知的ソフトウェア研究グループ (a)ネットワークを介して複数の組織が共同してソフトウェア開発を行うための基本システムの開発 (b)(a)に基づく自動議事録作成システムの開発 (4)大規模知識データベース研究グループ (a)ニュースオンデマンドシステムの開発 (b)エージェント指向データベースの開発 (5)高度知識共有研究グループ (a)マルチメディア情報のための伝送システムの開発 (b)遠隔授業のための自動化教室システムの開発 (c)映像を使った遠隔授業システムの開発 次年度以降も本研究を連続する.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 西松研・村岡洋一: "非構造格子を対象としたボリュームレンダリング法の並列化" 情報処理学会Hokke. (1997)
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[Publications] T.Yasue,Y.Muraoka: "A Compiling Technique for Dataflow machines" Systems and Computers in Japan. Vol.27,No.4. 12-24 (1996)
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[Publications] 若原俊彦・村岡洋一: "ATMネットワークを用いたマルチメディア情報伝送特性の実験的検討" 信学技報. CQ96-7. 45-50 (1996)
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[Publications] Shoichi Noguchi: "Information Technology for the 21st Century" Invited Paper Proceeding of Second International Symposium on Parallel Architectures,Algorithms,and Networks. 186-192 (1996)