1997 Fiscal Year Annual Research Report
超高速・高性能ネットワークによる新しい研究・教育の高次情報環境構築の体系的研究
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08308022
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Research Institution | The University of Aizu |
Principal Investigator |
野口 正一 会津大学, 学長 (80006220)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
池田 克夫 京都大学, 工学部, 教授 (30026009)
村岡 洋一 早稲田大学, 理工学部, 教授 (50182085)
西尾 章治郎 大阪大学, 工学部, 教授 (50135539)
田中 英彦 東京大学, 工学部, 教授 (60011102)
相磯 秀夫 慶應義塾大学, 環境情報学部, 教授 (90051250)
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Keywords | ATMネットワーク / Internet / 遠隔講義 / プロトコル |
Research Abstract |
研究・教育用ATMネットワークの構築とその利用に関する技術的な調査および検討を進めた。主要な成果は以下のようである。 (1)広域分散コンピューティング環境の実現のためのコンパイラを試作した。本コンパイラはHPFプログラムを入力として、これをネットワーク上のコンピュータ群に分散して計算する。資源の最適利用のためのスケジューラなどが含まれる。 (2)各種ネットワークを有効に利用するためのプロトコルの設計を行なった。これにより、ATMネットワーク上でのマルチキャストの実現などが可能となった。また、MPEG2をATMネットワークのみならずInternet上でも利用可能とするためのプロトコルを設計してIETFなどに提案した。さらに、家庭内での高速LAN実現のためにIEEE1394を使ったInternet技術の開発を進めた。 (3)遠隔講義システムの実現のための基本技術開発を進めた。遠隔講義のための講義室では自動カメラ制御wm実現のための基本技術開発を進めた。遠隔講義のための講的に黒板を切り出す技術などの開発を進めた。 上記の検討に並行して、本格的なATMネットワーク構築を可能とするために、関連企業などとの交渉を行なっている。 また、これらを進めるために、年2回のワークショップを開催して、関連技術者が一堂に会して議論する機会を設けた。結果をProceddingsとしてまとめて出版した。
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[Publications] Gotou,Y.Muraoka: "An audio based real time beat tracking" ICMC'98. (1997)
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[Publications] 村岡 洋一: "大学環境における超高速ネットワーク" 信学技報 IN. 97-53 (1997)
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[Publications] 池田 克夫: "高速ネットワークが拓く教育研究の新時代" 分散システム運用技術シンポジウム. (1998)
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[Publications] 池田 克夫: "ATMネットワークを用いた遠隔講義システム" 信学技報 OFS,. 96-31 (1997)
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[Publications] 下條真司,西尾章治郎,宮原秀夫: "複数局の番組のニュースを統合するニュースオンデマンドシステム" データ工学ワークショップ. (1997)
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[Publications] S.Noguchi: "Future Trends in Communication Computer and Network and Its Impact on Society(Invited Paper)" Proceedings of International Workshop on Soft Computing and Intelligent Systems. 12-13 (1998)