1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08308040
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
三木 直正 大阪大学, 医学部, 教授 (40094445)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上野 直人 国立共同機構, 基礎生物学研究所, 教授 (40221105)
岡本 仁 理化学研究所, 脳科学総合研, 主任研究員 (40183769)
中安 博司 岡山大学, 理学部, 助教授 (60135465)
若松 佑子 名古屋大学, 生物分子応答研究センター, 助教授 (20026800)
三品 昌美 東京大学, 医学部, 教授 (80144351)
|
Keywords | ゼブラフィシュ / メダカ / 神経形成 / 成長因子 / 転写因子 / 核移植 / 変異体形成 |
Research Abstract |
三品昌美(東京大学大学院医学系研究科薬理・分子神経生物学)らはtrimethylpsoralen(TMP)がゼブラフィシュに高頻度で変異体を生じることをみいだした、そして知覚神経突起の異常を起こすedawakare遺伝子を見出し解析した。若松祐子(名古屋大学生物分子応答研究センター)らは、メダカ卵の核移植法をもちいて、個体発生を調べた。32%がドナー遺伝子を発現し、4%が生体まで成長した。中安博司(岡山大学理学部生物学)らは、ゼブラフィシュ単離脳を培養し、その神経科学的有効性を、組織化学法を用いて解析した。岡本 仁(理化学研究所脳科学総合研究センター発生遺伝子制御)らは、知覚および運動神経の神経回路網形成にIslet-2が関係していることを、LIM/homeodomainの過剰発現により見出した。三木直正(大阪大学大学院医学系研究科情報薬理学)らは、新規のzfhファミリーの転写因子を見出し、これが、背腹軸形成に関与していることを、過剰発現実験により見出した。上野直人(岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所発生生物学)らは、BMPが、外胚葉形成に関係していることを見出した。すなわち、MBPは、腹側に働き上皮を、背側に働き神経分化を抑制する。武田洋幸(名古屋大学大学院理学研究科生命理学)らは、神経形成に2つの経路があることを見出した。一つは、organizer factorsでBMPと結合する。他は、後神経を誘導するFGFで、BMPと結合する。山形要人(東京都神経科学総合研究所分子神経生物学)らは、新しい最初期遺伝子のarcadlinを見出した。これは、LTPや電気ショックで誘導され、Cadherinほホモロジーがある。シナプスの可塑性に関係していると考えられる。
|
Research Products
(6 results)
-
[Publications] M.Nikaido,M.Tada,et al.: "Conservation of BMP signaling in zebrafish mesoderm patterning." Mech.Dev.61. 75-88 (1997)
-
[Publications] M.Nikaido,M.Tada,et al.: "In vivo analysis using variants of zebrafish BMPR-IA : range of action and involvement of BMP in ectoderm." Development. 26. 181-190 (1999)
-
[Publications] S.Higashijima,H.Okamoto et al.: "High-frequency generation of transgenic zebrafish which reliably express GFP whole muscles or the whole body by using promoter of zebrafisn origin" Dev.Biol.192. 287-299 (1997)
-
[Publications] T.Mizuno,E.Yamaha,et al.: "Mesoderm indiction in zebrafish." Nature. 383. 13-21 (1996)
-
[Publications] S.Koshida,M.Shinya,et al.: "Initial anteroposterior pattern of zebrafish central nervous system is determined by differential competence of the epiblast" Development. 125. 1957-1966 (1998)
-
[Publications] H.Ando,M.Mishina: "Efficient mutagenesis of zebrafish by a DNA cross-linking agent." Neurosceince Letters. 244. 81-84 (1998)