1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08354022
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Research Institution | International Research Center for Japanese Studies |
Principal Investigator |
尾本 恵市 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (10011503)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
千田 稔 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (20079403)
春成 秀樹 国立歴史民俗博物館, 考古研究部, 教授 (20032708)
馬場 悠男 国立科学博物館, 人類研究部, 部長 (90049221)
小泉 格 北海道大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (20029721)
佐々木 高明 国立民族学博物館, 館長 (10031692)
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Keywords | 日本人 / 日本文化 / 起源 / 自然 / 形態 / 生活 |
Research Abstract |
本研究は、平成9年度発足重点領域研究(領域番号116、略称「日本人・日本文化」)の準備のために実施した。班員は、重点領域の総括班に予定されている計画班代表者候補、企画・評価メンバー、準備のために必要な研究者からなる。主要な成果は下記の3点にまとめられる:(1)班会議による重点領域研究の実施計画策定、(2)重点領域研究の計画班代表者候補による座談会、および(3)ニュース・レター(創刊準備号)の発行。 (1)については、平成8年10月7-8日に国際日本文化研究センターにおいて班会議を開催し、重点領域研究計画の基本的構想および実施計画について審議し、合意に達した。これに基づき、下記の通り計画研究の課題名を決め、代表候補者が研究計画調書の作成を行った:A01班「日本先史時代の自然と文化的環境の研究」(小泉 格)、A02班「形態と分子からみる日本人の起源と形成に関する研究」(馬場悠男)、A03班「先史時代の生活と分化」(春成秀爾)、A04班「日本文化の源流と形成に関するアジア諸地域との比較研究」(千田稔)、総括班「日本人および日本文化の起源に関する学際的研究」(尾本恵市)。 (2)については、平成9年1月26日に京都において5時間にわたり座談会を開催した。各計画班の代表候補が互いに率直に研究計画を語り、自由に意見交換を行った。記録はテープにとり、主要部分を下記ニュース・レターに採用した。 (3)重点領域研究では年4回のニュース・レターの発行が予定されているが、発足に向けて広報と準備のために、本研究で「創刊準備号」を出すことにした。A4版12頁で現在校正中であるが、800部印刷し年度内に関係機関および研究者に発送する。
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Research Products
(5 results)
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[Publications] Omoto,K.and Saitou,N.: "Genetic origins of the Japanese : a partial support for the "dual structure hypothesis"" Amer.J.Phys.Anthropol.102 (In press). (1997)
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[Publications] Omoto,K.: "Rise and fall of the biological concept of race." Japan Review. 8 (In press). (1997)
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[Publications] 尾本恵市: "アイヌの遺伝的起源" 日本研究. 14. 197-213 (1996)
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[Publications] 尾本恵市: "分子人類学と日本人の起源" 裳華房, 188 (1996)
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[Publications] 佐々木高明: "日本文化の多重構造" 小学館, 334 (1997)