1996 Fiscal Year Annual Research Report
ヘリウム3核融合炉のシステム設計と基本要素課題に関する研究
Project/Area Number |
08358009
|
Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
後藤 誠一 大阪大学, 工学部, 教授 (90029140)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
八坂 保能 京都大学, 工学部, 助教授 (30109037)
野木 靖之 日本大学, 理工学部, 教授 (90059569)
石川 本雄 京都大学, 工学部, 助教授 (90109067)
石田 昭男 新潟大学, 理学部, 教授 (30108013)
小野 靖 東京大学, 工学部, 助教授 (30214191)
|
Keywords | ヘリウム3エネルギー / 月面資源 / 磁場反転配位 / 直接エネルギー変換 |
Research Abstract |
目的:環境保全性に適合し,21世紀の基幹エネルギー開発を目指したヘリウム3概念設計核融合炉アルテミスの成果をより具体化するため,炉心プラズマのより詳細な解析と実験的検証,直接エネルギー変換器の研究等を行い,全体システムの企画調査をともに,今後の重点的課題を明らかにする. 実績:炉心プラズマについて,その安定性・輸送を解析し,磁場反転配位(FRC)の安定性限界,大ラ-マ-半径プラズマの輸送,なかでも核融合陽子の影響を明らかにしつつある.実験的には,高温度初期FRC生成法,スフェロマック合体によるFRC生成法を開発するとともに,金属容器への移送制御技術を確立した.直接エネルギー変換器については,核反応生成陽子のエネルギー回収(進行波型DEC)のシミュレーション,並びに予備実験を行い,動作の解析により,その原理を確認した. 企画:以上の成果をもとに,国際会議(日・米・露協力)と,全体会合を持ち,重点領域研究を申請することに合意した結果,「ヘリウム3エネルギー開発の物理基盤」として文部省に申請書を提出した.
|