1997 Fiscal Year Annual Research Report
修行の研究-修業の目的・形態・意味についての学際的研究
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08401003
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
長谷 正當 京都大学, 文学研究科, 教授 (60065810)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
林 伸一郎 大谷大学, 文学部・第二研究室, 特別研修員
広田 昌義 京都大学, 文学研究科, 教授 (40012421)
御牧 克己 京都大学, 文学研究科, 教授 (20109060)
宝月 誠 京都大学, 文学研究科, 教授 (50079018)
薗田 坦 京都大学, 文学研究科, 教授 (40047072)
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Keywords | 修行 / 仏教 / キリスト教 / チベット / 近世哲学 / 近世神学 / 祈り / 禪 |
Research Abstract |
1.研究代表者と分担者が、各自の役割分担による資料の調査・収集・分析を行った。 1)長谷正當は日本仏教とキリスト教およびユダヤ教における修道について、 2)薗田坦は近世宗教・哲学思想とりわけジョルダノ・ブルーノ-について、 3)宝月誠は聖職者の逸脱について、 4)御牧克己はチベット仏教の修行の諸形態について、 5)広田昌義は祈りと修行との異同について、 6)林伸一郎はキリスト教のおける改悛と修道との関係について、それぞれ文献を収集し、分析をすすめた。また京都大学文学研究科所蔵のチベット仏教関係の資料を重点的に収集し、その整理と目録作成をおこなった。 2.研究の進捗状況の報告と打ち合わせのための例会を4回開いた。 3.研究発表会を2回開き、長谷正當はキリスト教のイエズス会における「霊操」と仏教の禪における「接心」との類比について、林伸一郎は改悛と修道との関係について発表し、討論をおこなった。また、修道の具体的な形態を学ぶため、今年度は禅関係から講師を招き、禅の修行の諸形態とその意味についての発表を聞き、討論を行った。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 長谷 正當: "死と実存協同-田辺の晩年の哲学をめぐって-" 哲学研究. 565号. 1-24 (1998)
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[Publications] 薗田 坦: "無底と意志-J.ベ-メの意志=形而上学の輪郭-" 哲学論叢. 24号. 113-125 (1997)
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[Publications] 薗田 坦: "宗教における多元性と普遍性" 科研報告書. 1-13 (1998)