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1999 Fiscal Year Annual Research Report

造船設計における統合CAEシステムの構築に関する研究

Research Project

Project/Area Number 08405064
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

野本 敏治  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (80011170)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 榎澤 誠  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助手 (40011077)
青山 和浩  東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80222488)
大坪 英臣  東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (20011132)
KeywordsCAD / CAE / CIM / FEM / システム部品 / 解析モデル / 製品モデル / Design by Analysis
Research Abstract

最終年度である本年度では,これまでに検討してきた種々の統合化を総括し,本研究の最終目的である統合化CAEシステムのプロトタイプ・システムを完成させることを研究の中核とした。具体的には,前年度までの成果を利用し,製品モデルをベースとした設計支援システムとの柔軟な統合化を検討し,利用者が理解しやすい解析システムの利用形態を実現させるための基本的なシステムの枠組みを検討した。以下に,本年度の具体的な研究によって得られた知見を示す。
(1) 解析システムにおける入力,出力関係の整理
統合化の対象である基本計画支援システムと船体運動解析システム,および構造解析システムに対して,これまでの研究成果を利用し,個々の解析システムを実行する際に必要な入力情報,出力情報を整理した。この整理によって、個々のシステムが解析システム部品と定義した。
(2) 製品モデルで管理すべき情報の整理
解析で必要となる種々の情報を管理する主体として製品モデルを考えているが,これまでの種々の解析システムの統合化において明確にされた製品モデルの利用形態を総合的に整理し,情報の管理,処理の立場から無理,無駄のない情報構造および,情報処理機能を明確にすることができた。
(3) 利用しやすい統合化システムの枠組みの提案とプロトタイプ・システムの構築
上記(1)(2)の整理に基づき,複数の解析システムを製品モデルを中核に統合化する際に有効と思われるシステムの基本構成に関して考察した。目的に応じたシステム統合をプログラム的に実現する形態を変更し,将来の統合化の拡張,全く別の解析システムとの統合化問題への対応などを検討する必要があると判断し,統合化手法に有効であると考えられるシステムの部品化とその組み合わせ環境の整備に関して検討した。その結果,これまでの成果を利用した柔軟に統合化を検討できるシステムのプロトタイプを構築することができた。

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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