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1997 Fiscal Year Annual Research Report

分散協調型画像理解システムに関する研究

Research Project

Project/Area Number 08408010
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

松山 隆司  京都大学, 工学研究科, 教授 (10109035)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 東海 彰吾  京都大学, 工学研究科, 助手 (50283627)
和田 俊和  京都大学, 工学研究科, 助教授 (00231035)
Keywords分散協調型画像理解 / 分散協調視覚 / 分散観測 / Appearance Sphere / 協同注視 / 移動対象の抽出 / 対象追跡 / 協調的動作認識
Research Abstract

昨年度考案、開発した装置やソフトウェアを基に、改良や新たな機能の付加を行い、自由に動き回る人間や模型自動車を複数の首振りカメラが互いに協調し合いながら追跡・認識するシステムを開発した。具体的な研究成果としては以下のものがある。
1.視点固定型パン・チルト・ズ-ムカメラによる移動対象の検出・実時間追跡:昨年度開発したAppearance Sphere(APS)カメラを利用して、移動対象を実時間で追跡するシステムを開発した。この研究では、観測したビデオ映像を基にした対象の運動予測に加え、システム内部における画像処理やカメラ制御に要する時間を考慮してカメラパラメータの動的制御を行うという適応的対象追跡アルゴリズムを新たに考案し、それによって対象追跡の追従性・安定性が大幅に向上することを実証した。
2.複数の首振りカメラによる対象の協同注視:APSカメラを1台ずつ備えた計算機群をネットワークで結合し、それらの間の協調処理によって、広く複雑な環境の中を移動する対象を安定に追跡するシステムを開発した。協調処理によって、あるカメラが対象を捉えた場合に、他のカメラの視線をその対象に誘導したステレオ視により3次元情報を獲得したり、対象がカメラの死角に入った場合には、他のカメラに対象追跡を引き継ぐことができるようになり、システムの柔軟性が大幅に増した。
3.多視点映像を用いた協調的動作認識:異なる視点から同時に撮った複数のビデオ映像を解析し、人間の動作(部屋からの入退出動作)の識別と、その人数の認識を行うための方式として、複数の非決定性オートマトンを用いた「選択的注視に基づく協調的動作認識法」を考案し、その有効性を実験によって実証した。この方式を用いると、周囲を動き回る対象が存在する場合でも安定に動作認識ができることが分かった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] T.Matsuyama and T.Wada: "Cooperative Spatial Reasoning for Image Understanding" International Journal of Pattern Recognition and Artificial Intelligence. Vol.11 No.1. 205-227 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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