1997 Fiscal Year Annual Research Report
WWWサーバによる日本史データベースのマルチメディア化と公開に関する研究
Project/Area Number |
08408011
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
加藤 友康 東京大学, 史料編さん所, 教授 (00114439)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鶴田 啓 東京大学, 史料編さん所, 助教授 (10172066)
横山 伊徳 東京大学, 史料編さん所, 助教授 (90143536)
近藤 成一 東京大学, 史料編さん所, 助教授 (90153717)
保立 道久 東京大学, 史料編さん所, 教授 (70092327)
石上 英一 東京大学, 史料編さん所, 教授 (40092134)
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Keywords | 日本史 / データベース / WWWサーバ / 史料編さん所歴史情報処理システム / 影写本画像データ / マルチメディア / 入来院家文書 |
Research Abstract |
1.史料編纂所が所蔵する非刊行物系の史資料の目録データベースである所蔵史料目録データベースについて、現在国際的に議論されている公文書目録基準(森本祥子訳「国際標準記録史料記述:一般原則」『記録と史料』6(1995)参照)をモデルとして、書目、冊次、細目の3階層構造をもつデータベースに再構築する作業を行なった。更に、SHIPSの将来計画を見通して、PCサーバ利用によるマルチユーザシステムとした。 2.平成8年度に作成した「古文書目録データベース」・「古文書フルテキストデータベース」のデータに、平成8年度にデジタル画像化しCD-ROMに保存した「影写本マイクロフィルム」のイメージデータを連結するためのHTMLタグを付与し、WWWサーバを通じて、影写本画像のデータ公開のシステムを完成した。これにより、1997年6月より、『東寺百合文書』(京都府立総合資料館所蔵)の影写本等の画像データ公開を開始した。 3.史料編さん所所蔵貴重書のデータベース入力を行ない、その画像データをフォトCDとして蓄積し、イメージデータのHTMLタグを付与し、WWWサーバを通じて、史料編さん所所蔵「入来院家文書」のマルチメディアデータベースとして公開を行なった。 4.「古文書フルテキストデータベース」でのデータ構築について、ハイパーテキスト形態をふくむものに改良し、現有の汎用機(AX7300)経由ではなく、直接にEWS 4800上のDBMSであるFUTURE-HAPPINESSに登録するシステムを開発を行なった。
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Research Products
(2 results)