1996 Fiscal Year Annual Research Report
RNA性転移因子(レトロポゾン)によるゲノム多様化の分子機構
Project/Area Number |
08408030
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (A)
|
Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
岡田 典弘 東京工業大学, 生命理工学部・生体機構学科, 教授 (60132982)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 成範 東京工業大学, 生命理工学部・生体機構学科, 教務職員 (80280999)
|
Keywords | SINE / 逆転写酵素 / cDNA / PCR法 / レトロウィルス / レトロトランスポゾン |
Research Abstract |
SINEの転移挿入反応の分子機構に関しては、未知の部分が多く、SINEの逆転写産物をcDNA化する逆転写酵素の由来が明らかにされていないことから、本研究計画では、以下の点について実験を行った。 1.SINEの転移に用いられる逆転写酵素の由来及び特性の解明 初めにカセットPCR法を用いてヘビクビガメゲノム中のCR1の3′末端から5′上流に向かってウォーキングを行った。 2.SINEの初期生成に関与したレトロウィルスの単離 カメのゲノムよりレトロウィルスあるいはLTR型のレトロトランスポゾンを単離することを試みた。 3.5′LTR領域の延期配列の決定 A カセットPCR法を用いて、逆転写酵素の保存モチーフの領域から5′上流にむかってウォーキングを行った。 B 逆転写酵素保存モチーフのPCR産物をプローブに用いて、ゲノムから直接クローンを単離した。 実験は現在も進行中であり、様々なデータについて現在検討中、あるいは今後も引き続き検討を加えていく予定である。
|