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1997 Fiscal Year Annual Research Report

日本絵画技法の発生と展開に系統化

Research Project

Project/Area Number 08451013
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

佐々木 丞平  京都大学, 文学研究科, 教授 (20144313)

Keywords画法 / 描法 / 流派 / 日本画 / 中国画 / 系統樹
Research Abstract

我国の絵画描法を系統的に分類し、その師系、流派としての描法継承という縦の流れと共に、同時代に存在した他流派の描法からの影響関係という横の軸をも明確にし、日本画描法の系統樹化を目指している。その内、日本画描法の起源となる中国の画法描法の分類、データ化を平成8年度に手がけ、平成9年度は中国に起源を置く、それぞれの画法描法が我国に流入後、どのような継承展開を見せたかを明確にすることを目指した。
それぞれの描法技法のサンプルを収集分類すると共に、平成8年度で日本絵画の起源となる中国画の描法の分類とサンプル化を行った折浮上した、我国においてそれらが使用され、展開していく時の流派内での描法、技法名の確認の問題についても解明に力を注いだ。此の問題に関し、確認できる資料の発見に努め、新潟県の旧家所蔵の狩野派描法の画巻、又、元三井家所蔵であった各種資料等、各地で様々な新資料を発見することができ、描法名特定に大きな進展をみた。しかし、当時において全ての描法に細かく描法名が付いていた訳ではないので、一つの描法を基準とし、そのアレンジ(崩れ)に関しては一つのグループの中に収集した。
本年度において、描法の起源、継承、展開(他流派からの影響による変化、二つの描法に合体等)といった、系統樹化に必要な大きな流れが確認できたので、今後は室町時代後期、桃山時代等、一部細部に関し不明確な部分の分類の精度を上げることを目指す。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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