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1996 Fiscal Year Annual Research Report

老人の顕在・潜在記憶…記憶減退の防止要因を探る…

Research Project

Project/Area Number 08451024
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

太田 信夫  筑波大学, 心理学系, 教授 (80032168)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 寺澤 孝文  筑波大学, 心理学系, 助手 (90272145)
高橋 秀明  筑波大学, 放送教育開発センター研究開発部, 助教授 (30251002)
Keywords潜在記憶 / 顕在記憶 / 老人 / プライミング / 再認記憶
Research Abstract

本研究は、平成8年度より3年間行われるもので、本年度は最初の年度に当たる。したがって、本年度は、今後の研究の準備(先行研究の再調査、実験計画の具体化、実験材料の作成等)と第一段階としての実験の実施を行った。
本研究の目的は、老人の顕在記憶及び潜在記憶に関する新しい知見を得ることである。先行研究によれば、生涯発達における顕在記憶は、誕生から青年までは、発達に伴い上昇し、成人期は徐々に下降し、さらに老年期には明らかな顕在記憶能力の減少をみるということが明らかにされている。一方潜在記憶は3才頃までに発達がみられるが、その後は、児童期、青年期、成人期、老年期、どの年代あるいは、年代間をとってみても、発達差はみられないということが明らかになっている。すなわち潜在記憶能力は、3才頃にすでに成熟の閾に達するのである。しかしながらこの潜在記憶に関する知見は、まだ不明確な点を多々残しており、今後の研究課題でもある。
われわれは、このような現状において、まず代表的な、顕在記憶課題と潜在記憶課題を高齢者(65才以上)と青年(大学生)に行い、両者を比較することによって、老人の特徴を明らかにする実験を行うこととした。顕在記憶課題としては、再認記憶を、潜在記憶課題としては、知覚的プライミングと概念的プライミングを測定する。記憶材料は日常的な具体物を表わす線画およびその絵を表わす語である。すでに実験を終え、分析を行ったが、さらにデータを増すことが必要となり、現在実験を続行中である。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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