1998 Fiscal Year Annual Research Report
不登校のタイプに基づく登校刺戟についての理論的・教育臨床的研究
Project/Area Number |
08451030
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Research Institution | Tokyo Seitoku University |
Principal Investigator |
高野 清純 東京成徳大学, 人文学部, 教授 (70015428)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川島 一夫 信州大学, 教育学部, 教授 (40135116)
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Keywords | 登校拒否 / 登校刺激 / 登校拒否の原因 / チェックリスト / 登校拒否の経過 |
Research Abstract |
平成10年度においては、本研究全体のまとめおよび次の事項を行った。 平成8年度および9年度においておこなわれた1)不登校に関する文献、資料の収集と検討および事例の収集、2)不登校に関連する変数の理論的な検討、3)不登校に影響している変数の検討のための調査用紙の作成と実施、4)不登校に影響する変数の抽出、5)不登校に影響する変数の抽出、6)実態調査および事例の検討による「登校刺戟」の理論の構成、7)不登校の原因と登校拒否の段階による不登校のタイプの分類、8)不登校の原因による教師用分類テストの作成、9)「年齢(発達)」を考慮した不登校の分類の検討の「年齢(発達)」を考慮した不登校の分類の検討におけるデータに基づき以下のことを行った。 1) 不登校タイプ別、発達段階別、経過段階別の72の対応マニュアルの作成 1) 現場の教師や大学生に考える対応(平成8年度) 2) 今までの事例にみられる対応(平成9年度) 3) あなたはクラスの登校拒否児にどのように対応したらよいか(平成10年度)-心理学の理論からの対応マニュアル- 2) 不登校タイプ別、発達段階別、経過段階別の72の対応マニュアルの形式についての検討 1) マニュアルにおける心理学に理論別対応表の作成 2) 登校刺激の分類を因子分析による8つの登校刺激からケースに基づいて10の登校刺激とした 3) 不登校タイプ別、発達段階別、経過段階別の72について3段階(○Δ×)の登校刺激の形式化 4) 専門家(現場教師を含む心理学の専門家)による3段階評定 以上の手続きに基づき、教師のための不登校対応マニュアルの形式を決定した。全体の流れとしては(1)「不登校分類チェックリスト」、(2)「不登校経過チェックリスト(年齢別)」、(3)「不登校対応マニュアル」の順に行う方法とした。
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