1997 Fiscal Year Annual Research Report
静岡県百年の生活史-浜松市・清水市・富士市を中心として
Project/Area Number |
08451044
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Research Institution | Kyorin University |
Principal Investigator |
熊谷 文枝 杏林大学, 外国語学部, 教授 (80161694)
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Keywords | 静岡県の生活史 / 地域社会 / 日本社会の地域性 / 日本の家族と地域性 / 地域社会の情報化 / 地域と人口動態 |
Research Abstract |
本研究第2年度目である平成9年度は、以下の2点を中心に研究を実施した。 1.都道府県レベルの人口動態関連データベースの構築: 静岡県の生活史を研究する場合でも、日本全国および他の都道府県の場合と比較検討することは必要不可欠のことである。静岡県のみの生活構造を分析するのであれば、研究は民族学的に偏向する。しかし、本研究の目的は、静岡県の特徴を究明する上で、日本全国および他の都道府県と社会学的見地に基づき比較検討することである。つまり、何が類似しており、また何が相違するのか、そしてその理由は何かなどを分析することである。そこで、過去に当該研究者が収集した日本全国および都道府県別人口動態データを整備した。来年度最終年度においては、静岡県のさらに詳細な統計データを入手し、静岡県の分析を十分に実施する考えである。 2.地方自治体のインターネット・ホームページ検索によるデータ構築: 地方自治体のホームページを検索していて気付くことは、昨今の「地方自治」への関心の高まりである。それは、今後日本社会の発展および諸政策は、日本を総称的に捉えるのではなく、地方自治体レベルで考慮する必要性を示唆するものである。そのためには、高齢化、情報化、都市化、国際化、技術革新、教育などすべての点において、各地域の社会・経済的要因を考慮する必要があるといえる。そこで、日本全国各地の地方自治体が独自に作成する各々のホームページから様々な関連情報を検索し、ブックマークに組み入れた。しかし、これは、静岡県を中心とするよりは、むしろ試験的に全国都道府県の情報化に力を入れていると言われる自治体(例えば、神奈川県藤沢市、岐阜県大垣市ソフトピア等)を中心に検索を実施した。 出版書籍:熊谷文枝(編)『日本の家族と地域性・上-東日本の家族を中心として』ミネルヴァ書房、1997年9月、$2,500. 熊谷文枝(編)『日本の家族と地域性・下-西日本の家族を中心として』ミネルヴァ書房、1997年9月、$2,500.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 熊谷文枝(編): "日本の家族と地域性・下-東日本の家族を中心として" ミネルヴァ書房, 210 (1997)
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[Publications] 熊谷文枝(編): "日本の家族と地域性・下-西日本の家族を中心として" ミネルヴァ書房, 226 (1997)