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1996 Fiscal Year Annual Research Report

日本とドイツにおける企業グループのコントロール・パワーの比較分析-組織の経済理論による「系列」と「コンツェルン」の問題点・寄与の検討

Research Project

Project/Area Number 08453018
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionGakushuin University

Principal Investigator

小山 明宏  学習院大学, 経済学部, 助教授 (50146320)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 上田 泰  明治大学, 商学部, 助教授 (70201952)
Keywordsコンツェルン / 企業系列 / 企業グループ / 金融系列 / 役員兼任 / メインバンク / ハウスバンク / 組織の経済理論
Research Abstract

『企業グループ』の概念に対応するのは、我が国では『系列』あるいは『企業グループ』であるが、ドイツにおいてこれに対応するのは『コンツェルン』を第一として、さらに、銀行を中心とした企業間での結びつきである。まず、ドイツのコンツェルンに関する法体系(コンツェルン法)のありよう、及び歴史的な経緯について、データの収集と、その予備的な考察を試みた。我が国では、ドイツのコンツェルン法に関する研究は思ったより少なく、この機会に、その整備を試みつつある。また、具体的にコンツェルンとみなされているグループ以外にも、前述の通り、資本、人事などの交流という形で形成されているグループについても、検討を試みつつある。データについては、ドイツでのこの分野の代表的なものであるHOPPENSTEDT社のものを参照することができた。その他にも、ドイツ人研究者に依頼して、多数の資料を入手することができた。そして、一方では、それらに対応されるべきわが国の系列に関する規制の法体系についても同様のアプローチを試みた。それらの考察は、まだまだまとめられる状態には至ってはいないが、中間報告的なものを、近々行えれば、と考えている。予想、あるいは計画通り、これらのデータや資料の収集・整理が平成8年度の研究の活動の大半を占めた。また、ドイツ人研究者たちとのコミュニケーションのための通信費・運搬費もかなりにのぼった。資料の渉猟、データの入力など、理論、実証の双方での準備作業の第一段階を終えたところである。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 小山明宏: "証券市場の不完全性とガヴァナンス-日独比較" 証券経済学会年報. 第32号. (1997)

  • [Publications] 小山明宏、ハラルド・ドレス: "日独企業の比較分析のために(3)-『金融系列』の基本的再検討(3)" 学習院大学経済論集. 第33巻第3/4合併号. 149-161 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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