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1996 Fiscal Year Annual Research Report

高速重イオンによるクーロン分解反応機構

Research Project

Project/Area Number 08454069
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

本林 透  立教大学, 理学部, 教授 (20116114)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 桜木 弘之  大阪市立大学, 理学部, 助教授 (90183821)
泉本 利章  立教大学, 理学部, 教授 (80193382)
下浦 享  立教大学, 理学部, 助教授 (10170995)
家城 和夫  立教大学, 理学部, 助教授 (10159577)
Keywordsクーロン分解反応 / 核力分解 / クラスターモデル / 液体水素標的 / 冷凍機 / 大型真空槽 / 光電子増倍管 / 光減衰
Research Abstract

本年度は、以下の研究を行なった。
1)クーロン分解反応機構についての理論的研究
微視的クラスター模型に基づく理論的研究を行ない、クーロン分解反応と競合する核力による分解反応についての考察を行なった。特に、分解反応の弾性散乱への影響について詳しい計算を行なった。
2)液体水素標的についての準備研究
上に述べた核力による分解反応を実験的に研究するための一つの方法として、水素標的に対する分解反応測定が考えられる。ポリエチレン等の化合物標的に比べ、圧倒的に高い信号雑音比が期待できる液体水素標的の導入を考え、九州大学で開発中のコンパクトな装置を参考に、設計を行なった。20K-9Wの冷凍機を使えば、有効直径25mm程度の標的が可能であることがわかった。
3)検出装置についての準備研究と設計制作
プラスチックシンチレータを真空槽に入れ、そこからの光をアクリル製の窓を通して大気中の光電子像倍管で検出する方式で大型真空箱の設計を行った。大気圧による変形を考え、アクリル窓とシンチレータは数mmの間隔を持つことにし、それによる光の減衰をテスト装置で測定した。その結果減衰は無視できる程度であることがわかり、当初の方針通りの設計で真空箱を製作した。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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