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1996 Fiscal Year Annual Research Report

赤外高分解能光源の開発による亜酸化銅励起子の精密二光子分光

Research Project

Project/Area Number 08454077
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (B)

Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

蓮尾 昌裕  東京大学, 大学院・理学系研究科, 助手 (40218433)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 長澤 信方  東京大学, 大学院・理学系研究科, 教授 (50004437)
Keywords励起子 / リュードベリ状態 / 非線形光学 / 半導体 / 亜酸化銅
Research Abstract

亜酸化銅は電子と正孔がクーロン力でゆるく束縛した水素様のいわゆるワニア励起子系列が観測される教科書的な半導体である。最近の分光学的研究により、質の高い試料においては、かなり大きな主量子数の励起子状態が安定に存在することが明らかになってきている。本研究の目的はこの亜酸化銅の大きな主量子数の励起子状態(励起子のリュードベリ状態)の特性を、これまでにない高分解能、高感度の分光装置を開発することにより明かにすることである。平成8年度の研究実績は以下のとおりである。
1.エッチング等の化学処理法の向上による質の高い薄膜結晶の作製法の確立をおこなった。
2.磁場中での赤外光2光子励起による励起子系列の精密測定を行い、大きな主量子数の励起子状態に対する磁場効果を調べた。
3.電場中での励起子系列の精密測定について予備的な実験を行った。
なお現在、実験の精度感度を上げるため、既存の高分解分光器と新規に購入する高感度光検出装置を組み合わせた高精度分光システムの試作を行っているところである。

URL: 

Published: 1999-03-08   Modified: 2016-04-21  

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