1998 Fiscal Year Annual Research Report
バルク物性による高温超伝導秩序パラメータの対称性の研究
Project/Area Number |
08454100
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Research Institution | Osaka Prefecture University |
Principal Investigator |
石田 武和 大阪府立大学, 工学部, 助教授 (00159732)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
朝岡 秀人 日本電子力研究所材料研究部, 研究員
奥田 喜一 大阪府立大学, 工学部, 教授 (50028205)
川又 修一 大阪府立大学, 工学部, 助手 (50211868)
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Keywords | 高温超伝導 / 対称性 / 磁気トルク |
Research Abstract |
高温超伝導の秩序パラメータの対称性を表面物性ではなくバルク物性に基づいて探求することを目的として3年計画で研究を推進した。異方的超伝導が実現しているならばCuO_2面に本質的な異方性が期待でき、磁気トルクの異方性として検出しようとするのが研究意図である。本研究で製作した6テスラスプリット型超伝導磁石システムを利用した低温用磁気トルク計の自動化のために制御用コンピュータ上でソフトウェアHP-BASICでプログラムを記述した。朝岡の作成した双晶のないY123単結晶のトルクを測定し、ab面内トルクの調和解析をし、4回対称成分を見いだした。4回対称トルクは自由エネルギーが磁場がa軸あるいはb軸にかけられたときに極小になることを実験事実として示した。高中と窪谷、Wonと真木のd波超伝導の上部臨界磁場H_<C2>の計算系で4回対称性と比較すると実験結果はdx^2-y^2対称性と矛盾せずd_<xy>対称性と矛盾することが明らかになった。Nd-Ce-Cu-O単結晶や不足ドープのY-Ba-Cu-O単結晶についても研究を行ったが明確な結論に到らなかった。3年目にはトルク感度を上げるべく可動コイル型トルク計への改造に取り組んだ。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] T.ISHODA et al.: "Vortex Lattice Melting in Untuinred" Advouces in Superconductinity. Vol.X. 457-460 (1998)
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[Publications] T.ISHODA et al.: "Vortex Pinning and Irreversibilith Line" Advances in Superconductinity. Vol.X. 461-464 (1998)
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[Publications] T.ISHIDA et al.: "In-Plane Anisotropy of Voltex Lattice" Physical Review B. 58. 5222-5225 (1998)
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[Publications] T.ISHIDA et al.: "Three-Dimensionality of Vortex Lattice" Bull.Am.Phys.Soc.43. 804 (1998)
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[Publications] T.ISHIDA et al.: "Anisotropy of Underdoped" Advances in Superconductinity. Vol.XI(印刷中). (1999)
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[Publications] T.ISHIDA et al.: "Anisotropy of Bils Bi_<1.5> Pb_<0.7> Sr_<1.8> Ca Cu_2 O_<8+5>" Advances in Superconductinity. Vol.XI(印刷中). (1999)