1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08454116
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
浜口 博之 東北大学, 理学部, 教授 (20004385)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 聡 東北大学, 理学部, 助手 (60281961)
西村 太志 東北大学, 理学部, 助手 (40222187)
植木 貞人 東北大学, 理学部, 助教授 (40004501)
森田 裕一 東京大学, 地震研, 助教授 (30220073)
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Keywords | 火山活動 / 噴火 / 溶岩湖 / ニイラゴンゴ火山 / 東アフリカ地溝帯 / 玄武岩溶岩 / マグマ / 火山 |
Research Abstract |
アフリカ地溝帯に位置するニイラゴンゴ火山は,その火口に永続的な溶岩の湖(溶岩湖)が存在し,湖面がある一定の高度になると山体に割れ目が走り,火口に溜まっていた高温の溶岩が一気に流出するという特異な噴火形態の火山活動をする.最近の溶岩湖活動に加えて文献や画像データをもとに過去の活動史を明らかにした (1)1994年がら始まった溶岩湖活動に伴う湖面高度変遷を写真映像の解析と測量データを併合して求めた.1996年10月までの約2年間に湖面は118m上昇した.平均上昇速度は28cm/日,総溶岩供給量は8600万m^3と推定された,また,平均供給率は700kg/secと推定された. (2)上記の解析を加味して1950年から1996年10月までの溶岩湖湖面の変遷史を作成した.現在の湖面は第1テラスと第2テラスの中間に位置する. (3)過去の溶岩湖活動の観察報告を可能な限り調査し,1894年から今日までの溶岩湖面の活動状況を明らかにした. (4)溶岩湖面で溶岩噴泉がある(ない)時は火山性微動の出現しない(する).表面活動と微動発生との間には負の相関関係がる.また,溶岩湖面で噴泉活動が開始すると微動が出現しその後指数関数的に振幅は減少する.この過程は気泡の上昇に伴う"advective overpressure"の概念で説明される. (5)溶岩湖から割れ目噴火に伴う溶岩流分布を衛星データの画像解析から推定した.過去の割れ目噴火による溶岩流は主にニイラゴンゴ火山の南西〜南東域に流下した事を示した.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 浜口 博之: "ザイール・ニイラゴンゴ火山の噴火活動と危機評価" 昭和新山生成50周年記念 ‘95国際火山ワークショップ報告書. 98-102 (1996)
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[Publications] Wafula, M, Hamaguchi, H.: "Nyiragongo" Bull.Volcan.Erupt.34. 25-27 (1997)