1996 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08455032
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
神谷 武志 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70010791)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小舘 香椎子 日本女子大学, 理学部, 教授 (20060668)
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Keywords | 光電子集積回路 / 波長多重 / パルスレーザ / フォトダイオード / CMOS / 微小光学 |
Research Abstract |
(1)短波長の複数光パスからのディジタル信号をフォトダイオード列によって受信し、波計整形およびタイミングの整列を行って長波長光源の変調器を駆動する信号多重光スイッチング回路系を構想し、これを実現するために、新たにシリコンCMOS回略と横型pinフォトダイオードをモノリシック集積化したスキュー補償機能光電子集積回路(OEIC)の設計、試作を試みた。まず横型のpinフォトダイオードを設計し、外部委託によって試作しその特性を評価したところ、帯域約80MHzの応答が得られた。そのインパルス応答を詳しくしらべ、高速成分と中速成分からなること、があきらかになった。マスク設計を完了し、外部委託によって試作が進行中である。 (2)長波長利得スイッチ半導体レーザからのパルス出力を多段の光ファイバによってソリトン圧縮を行ったところ世界ではじめて100フェムト秒以下のパルスを実現した。フーリエ変換の原理によってわかるようにスペクトルが広がるので多波長光源としても有利である。 (3)バイナリーオプティクスの手法により、ブレ-ズ形状を有するフレネルゾーンプレートを5個ならべた構造の微小光学部品を設計し、外部委託によって試作し、評価した。これは並列情報処理および多重化通信モジュールの光合波回路用に有望である。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] M.Miyamoto: "Generation of Ultrafast(〜65fs)Pulses from 1.55μm Gain-Switched Distributed Feedback(DFB)Laser with Soliton Compression by Dispersion Arrangements" Japanese Journal of Applied Physics. No.10B,Vol.35. 1330-1332 (1996)
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[Publications] 関根 啓子: "並列光演算用バイナリーアレイ素子" 第57回応用物理学会学術講演会. (1996)