1997 Fiscal Year Annual Research Report
固-気二相流衝撃波管による二相流中の衝撃波構造の解明
Project/Area Number |
08455094
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Research Institution | Aoyama Gakuin University |
Principal Investigator |
林 光一 青山学院大学, 理工学部, 教授 (60156437)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松浦 健児 青山学院大学, 理工学部, 助手 (70082823)
斎田 暢三 青山学院大学, 理工学部, 教授 (30082770)
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Keywords | 固-気二相流 / 縦型衝撃波管 / コンパクション波 |
Research Abstract |
平成8年度に縦型二相衝撃波管を製作し、平成9年度には、この管が衝撃波と固体相(粒子層や弾性体層)の十分な干渉データを得られる性能を出すことを確認した。種々の固体粒子(アルミナ粒子、コーンスターチ粒子等)やスポンジなどを衝撃波管底に敷き詰めて、上部より衝撃波を干渉させる実験を行い、固相下部の圧力が、固相がない場合に比べ数倍-数十倍になることを確認した。この圧力上昇は、管底における反射衝撃波による圧力だけでなく、コンパクション波(固相が押さえられて、圧縮されて生じる圧力波)による所が多いことが分かっている。固相の厚さと管底の圧力との間には、固相の厚さに対して最大圧力を持つ放物線関係があることが分かった。これらの結果は、卒業論文として報告されており、論文雑誌に報告する予定である。 平成10年度には、この衝撃波と固体粒子層(特にコーンスターチ)との干渉を可視化窓を通して観察し、どのような物理現象となっているかを明らかにしたい。特に、平成9年度の初期実験では明らかに出来なかったコーンスターチの着火とその着火条件を確認し、その着火機構の解明を行いたい。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Y.Fujisaki A.K.Hayashi: "Numerical Simulation of Flame Propagation between Two Rooms" Proc.of 16th ICDERS. 561-564 (1997)
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[Publications] T.Dohi,A.K.Hayashi,S.Ogawa: "Numerical Simulation of Layere Detonation Using a Detailed Hydrogen Chemistry" Proc.21st Int.Symp.on Shock Waves. (1997)
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[Publications] M.Kutsukawa A.K.Hayashi: "Numerical Study of Detonation Cell Structure in Gas-Solid Two-Phase Mixtures" Proc.of 16th ICDERS. 546-549 (1997)
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[Publications] A.K.Hayashi,H.Ito,N.Shioda,H.Karasawa: "A Turbulent Effect on Jet Ignition in a Two-Room Combustion Chamber" Proc.of 16th ICDERS. 429-431 (1997)