1996 Fiscal Year Annual Research Report
多方向入力を受ける配管系の耐震性向上のための摩擦支持に関する研究
Project/Area Number |
08455116
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (B)
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Research Institution | Iwaki Meisei University |
Principal Investigator |
清水 信行 いわき明星大学, 理工学部, 教授 (10196529)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
榊原 進 いわき明星大学, 理工学部, 教授 (70196062)
伊藤 吉保 いわき明星大学, 理工学部, 教授 (50203188)
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Keywords | 多方向入力 / 摩擦力 / 耐震 / 摩擦支持 / テフロン板 / ダンピング / ヒステリシスループ |
Research Abstract |
片持はりの先端に重錘を付与し、平板と接触させて摩擦力を受ける模型を製作した。 片持はりの他端は振動台に完全に剛に固定した。摩擦力を受ける重錘部分にはRをもたせ、振動台に固定したテフロン板とのすべりを実現した。この模型に水平振動と同時に上下振動を加え、予備実験を実施して次の点をチェックした。 (1)目的の実験を行うための模型の妥当性; 上下動が加わる場合の水平摩擦運動の実験データを得ることが目的である。この目的に合致するデータが正しく得られる模型となっているか否か。 (2)データ計測上の問題点; 荷重センサ、加速度センサ、変位センサにより摩擦力と面圧、重錘の加速度および変位が正しく計測できるか否か。 (3)データ処理上の問題点; 計測されたデータが、必要な精度を有しているか否か。この検討と同時にデータ処理のための計算プログラムを作成中である。 これらの作業を経て本実験への準備を行っている。 これまでに本実験に向けての実験方法の改良点をいくつか見出し、具体的に本実験に反映しているところである。
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