1997 Fiscal Year Annual Research Report
交通需要マネジメント方策の導入効果の予測・評価に関する研究
Project/Area Number |
08455236
|
Research Institution | KYOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
飯田 恭敬 京都大学, 工学研究科, 教授 (10026114)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
倉内 文孝 京都大学, 工学研究科, 助手 (10263104)
宇野 伸宏 京都大学, 工学研究科, 助手 (80232883)
谷口 栄一 京都大学, 工学研究科, 助教授 (70252468)
|
Keywords | 交通行動分析 / 交通機関選択 / アンケート調査 / 交通需要マネジメント / 通勤交通 / パーソントリップ調査 |
Research Abstract |
本研究では,交通需要マネジメント方策(TDM方策)の導入効果の予測・評価を試みるものである.本年度は,SPデータおよびPTデータを用いて,交通機関分担を表現する交通機関選択モデルの構築を行い,様々な政策シナリオに対する効果の予測を試みた.本年度は,SPデータおよびPTデータを用いて,交通機関分担を表現する交通機関選択モデルの構築を行い,様々な政策シナリオに対する効果の予測を試みた.具体的には,以下の4点について分析を進めた. 1)実際のドライバーの行動を観測したパーソントリップ調査(PT調査)を用いて,ドライバーの通勤行動を具に分析した.特に,出勤後の行動と手段選択の関連性について分析を行い,得られた知見およびデータをもとに交通手段選択モデルを構築した. 2)大阪都市圏を対象として実施したアンケート調査をもとに,様々なTDM方策に対するドライバーの対応行動のモデル化を試みた.具体的にはパークアンドライド方策,キスアンドライド方策,ロードプライシング方策,HOVレーンの導入の4方策について分析した. 3)2)で得られたモデルを利用して,政策変数の値を様々に変化させ,それぞれについての交通需要の変化の考察を行った. 4)アンケート調査において,興味深い対策を実施している事業所を対象として行ったインタビュー調査の結果より,それらの対策の導入経緯,得られた効果,中止した場合においては断念した理由など,実際に導入する際の効果や問題点などを整理した.
|
Research Products
(2 results)
-
[Publications] 谷口 栄一: "ロードプライシング方策の導入による自動車通勤者への影響に関する分析" 土木計画学研究・講演集. No.19(2). 869-872 (1996)
-
[Publications] E.Taniguchi: "Analyses on introducing road pricing to reduce automobile commuting" Urban Transport and the Environmental for the 21st Century III. 135-144 (1997)