1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
08455281
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Research Institution | Fukuyama University |
Principal Investigator |
巽 和夫 福山大学, 工学部, 教授 (50025839)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
上谷 芳昭 福山大学, 工学部, 助教授 (00258302)
高田 光雄 京都大学, 工学部, 助教授 (30127097)
松本 静夫 福山大学, 工学部, 教授 (70122504)
足達 富士夫 福山大学, 工学部, 教授 (70031648)
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Keywords | 集合住宅 / 集住様式 / 地域性 / 気候風土 / 歴史文化 / 産業経済 / 生活慣習 |
Research Abstract |
戦後建設した集合住宅が建て替え期に入ってきており、また市街地居住の価値が再評価され市街地型集合住宅の計画が増加しつつある「集合住宅の時代」の今日において、「日本型」集合住宅とはいかなるものであるべきかを明らかにすることが本研究の目的である。 欧米諸国における集合住宅の成立条件や計画コンセプトを明らかにして、日本の集合住宅の導入過程および発展家庭との比較検討を行うために、昨年度に引き続き、イギリス、フランス、イタリア、アメリカの各国の集合住宅及び集住様式の文献調査および一部の実地調査を行った。また、近年、地域性を考慮して計画された集合住宅が出現しているが、それらの現状を把握するために大阪、沖縄、北海道で実地調査を行った。 一方、地域性を構成する機構・風土、歴史・文化、産業・経済、生活・慣習の4要素および住宅に関する各種の統計データを用いて地域性データベースを作成し、これを用いて住宅の地域性の構造を考察した。その結果、北海道、沖縄の住宅要素は気候・風土と、また東京、大阪は産業・経済および生活・慣習との相関がみられることがわかった。
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Research Products
(1 results)