1997 Fiscal Year Annual Research Report
界面反応によるNi3Al金属間化合物のIn Situ 製造・成型法に関する研究
Project/Area Number |
08455350
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Research Institution | Waseda University |
Principal Investigator |
中江 秀雄 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40164123)
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Keywords | 濡れ / 界面反応 / 金属間化合物 / Ni_3Al / 非平衡濡れ / 溶浸 |
Research Abstract |
多孔質の焼結したNiに溶融Alを溶浸することで金属間化合物Ni_3Alを生成し得ることを明らかにし、学会誌Meterials Science and Engineeringに投稿、掲載された。この結果によると、焼結したNiの空孔率を30%にすること、更には溶浸するAl-Ni合金中のNi濃度と溶浸温度を適正に選択することで、殆ど寸法を変化をさせることなく金属間化合物Ni_3Alを生成し得ることを示した。これらの溶浸に伴う化学反応は1秒以内で終了しており、新しい金属間化合物の製造法として位置付けることができる。 また、Ni/Alの濡れを界面反応と物質移動の観点から取りまとめ鉄と鋼に投稿、掲載された。これらの成果は本研究に基づいてなされたものである。これらの研究を更に進め、これらの濡れ界面で物質移動や化学反応を起こさせない条件としてNiAl_3/Al-Ni合金系での濡れの研究を行い、平衡系での濡れ測定に成功した。これらの結果は今後、学会に報告、投稿の予定である。また、このような濡れのモデル実験として、NaCl/H_2O-NaCl系での実験を行い、濡れ速度に対する物質移動の影響に関して研究中である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 山内利夫、西田義則、中江秀雄: "造粒ウイスカプリフォームヘの溶融アルミニウムの加圧含浸挙動" 日本金属学会誌. 61・2. 158-165 (1997)
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[Publications] H. Nakae, H. Fujii, K. Nakajima and A. Goto: "Infiltration and combustion synthesis of an intermetallic compound Ni_3Al" Materials Sci.& Eng.A223. 21-28 (1997)
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[Publications] H. Nakae: "Reactive and nonreactive wettings" Proc. HTC. 2nd.2-3 (1997)
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[Publications] 呉 樹森、中江秀雄: "粒子分散型金属基複合材料における粒子の凝固界面での挙動" 鋳造工学. 69・9. 775-782 (1997)
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[Publications] H. Nakae and W. Shusen: "Interfacial Interaction in Al-Si-Al_2O_3 Composites" Proc. AFC. 5th. 408-417 (1997)
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[Publications] 中江秀雄: "Si/Al/Si, Ni/Al-Ni系による非平衡ぬれ" 鉄と鋼. 84・1. 19-24 (1998)