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1997 Fiscal Year Annual Research Report

フルクタン合成遺伝子の導入による切り花の着色・開花の改善と老化の抑制

Research Project

Project/Area Number 08456017
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

河鰭 実之  東京大学, 大学院・農学生命科学研究科, 助手 (10234113)

Keywordsフルクタン / トルコギキョウ / アントシアニン / フルクトシルトランスフェラーゼ
Research Abstract

トルコギキョウは主に切り花として用いられるが、収穫時に未開花の蕾はその後開花することはなく、開花途中の花でも十分には開花せず花色は著しく衰える。未開花の蕾が収穫後に十分発達しないのは、茎葉部から花へのショ糖の供給が不足するためであることがこれまでの研究から明らかとなった。そこで、本研究では、トルコギキョウに貯蔵炭水化物であるフルクタンの合成遺伝子を導入することによって茎葉部における貯蔵炭水化物含量を高め、収穫後の花の発達と着色を改善することをこころみた。
オオムギとBacillus subtilis Murburgが持つ2種類のフルクタン合成遺伝子を導入した。オオムギの芽生えからフルクトシルトランスフェラーゼを既報にしたがって発現誘導し、PCR法によりこの遺伝子を単離した。また、Bacillus subtilis MurburgのもつレバンスクラーゼをコードするSacB遺伝子をPCR法により単離した。レバンスクラーゼは細胞外で発現するため、単離したSacB遺伝子の上流にサツマイモの貯蔵タンパク質であるスポラミンがもつ液胞移行シグナル配列を結合し、SacB遺伝子が液胞で発現するように改変した。これら2種類の遺伝子をプラスミドpBI121に挿入し、Agrobacterium tumefacience4404を利用してトルコギキョウの葉片に感染させた。感染させた葉片から多数のシュートが得られ、現在これらの選抜を行っている。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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