1998 Fiscal Year Annual Research Report
近赤外光で励起する蛍光標識抗体を用いた赤外線蛍光内視鏡診断法の確立
Project/Area Number |
08457168
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
伊東 進 徳島大学, 医学部, 教授 (70093838)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
木戸 博 徳島大学, 分子酵素学研究センター, 教授 (50144978)
伊井 邦雄 日本脳神経研究所, 副所長(研究職) (50035507)
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Keywords | ICG / 蛍光標識物質 / 赤外線蛍光内視鏡 / ICG誘導体 / 微小癌 / 診断 |
Research Abstract |
われわれは既に、生体内で使用可能な蛍光標識物質として近赤外光(792nm)で励起し、蛍光(820nm)を発するインドシアニングリーン(ICG)誘導体(以下ICG誘導体)の合成に成功(特許申請;特願平7-223580、特願平7-223613)したが、昨年度に国際特許申請(国際公開番号WO96/23525、国際公開日1996年8月8日)した。さらに本標識物質を結合させた標識抗体の化合に成功し、この抗体が抗体活性を有し近赤外光で励起されることを証明した(journal of Gastroenterology Vol.33,1998)。本標識物質を検知できる赤外線蛍光電子内視鏡の開発の前段階として本標識物質を結合させた各種の標識抗体およびそれらを検知可能な赤外線蛍光顕微鏡と撮像システムの試作に成功し、国内外の学会(第53回日本消化器内視鏡学会 1997年4月19日 名古屋、第15回日本消化器レーザー内視鏡研究会 1997年7月4日 東京、第17回腫瘍マーカー研究会 1997年9月24日 京都、11th World Congress of Gastroenterology 1998年9月8日 ウィーン)で報告誌上でも発表した(Digestive endoscopy Vol.9,278-82,1997)。またICG誘導体の蛍光増強物質を開発し蛍光強度を増幅させることに成功し、国内学会で発表し(第53回日本消化器内視鏡学会1996年4月20日 名古屋)、誌上でも発表した(Bioorganic&Medicinal Chemistry Vol.6,1998)。 切除標本のパラフィン切片をこの標識抗体で標識史蛍光増強物質を併用することにより、試作した撮像システムを用いプレパラート上で視覚化することに成功し、学会および誌上で発表した(6th United European Gastroenterology Week 1997年10月20日 Birmingham,Endoscopy Vol.29,E17,1997)。さらに、赤外蛍光内視鏡の開発に続き、胃癌新鮮切除標本における赤外蛍光像の撮影に成功し、国内学会で発表した(第56回日本消化器内視鏡学会総会 1998年11月20日 岡山)。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Susumu Ito: "Development of aqents for reinforcement of fluorescence on near-infrared ray excitation for immunohistological staining" Bioorganic & Medicinal Chemistry. Vol.6,No.6. 613-618 (1998)
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[Publications] N Muguruma: "Antibodies labeled with fluorescent-agent excitable by infrared rays" Journal of Gastroenterology. Vol.33,No.4. 467-471 (1998)