1998 Fiscal Year Annual Research Report
Dystroglycan-Laminin結合異常による髄鞘形成不全の解析
Project/Area Number |
08457195
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Research Institution | TEIKYO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
松村 喜一郎 帝京大学, 医学部, 助教授 (50260922)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
斉藤 史明 帝京大学, 医学部, 助手 (40286993)
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Keywords | dystroglycan / laminin / Dp116 / 細胞接着因子 / シュワン細胞 |
Research Abstract |
目的:末梢神経の髄鞘形成におけるジストログリカン複合体のラミニン受容体としての役割を明らかにすることを目的として,シュワン細胞におけるジストログリカン複合体の分子構築(細胞内裏打ち蛋白など)とその安定性を検討した. 方法:1) βジストログリカンとDp116の末梢神経における局在を免疫電顕にて観察した. 2) βジストログリカンとDp116との結合について,GST融合蛋白を作製、SDS電気泳動後ブロットオーバーレイ法を用いて検討した. 3) 末梢神経抽出液を用いて抗βジストログリカン抗体による免疫沈降を行い,βジストログリカンならびにβジストログリカンと共沈する蛋白を検討した. 結果:1) βジストログリカンとDp116はシュワン細胞の外膜にほぼ一致した分布を示した. 2) βジストログリカンはDp116と結合した. 3) その結合部位はβジストログリカンの細胞内ドメインのアミノ末端とカルボキシル末端の2ケ所に存在した. 4) 免疫沈降ではβジストログリカンは完全に沈降したが,αジストログリカンは少量共沈するのみであった. 結論:シュワン細胞においてβジストログリカンはDp116と結合しているものと考えられた. しかしシュワン細胞のジストログリカン複合体は脆弱であり,この原因としサルコグリカンの欠除が考えられた.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Sunada,Y.et al.: "Differential expression of the parkin gene in the human brain peripheral leukocytes." Neuroscience Letters. 254. 180-182 (1998)
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[Publications] Sasaki T et al.: "Detection of O-mannosyl glycans in rabbit skeletal muscle a-dystroglycan." Biochim Biophys Acta. 1425. 599-606 (1998)