1998 Fiscal Year Annual Research Report
僧帽弁用フリーハンド、ホモグラフト弁の開発に関する実験的研究
Project/Area Number |
08457354
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
今村 洋二 関西医科大学, 医学部, 教授 (10118911)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大迫 茂登彦 関西医科大学, 医学部, 助手 (90223784)
大谷 肇 関西医科大学, 医学部, 講師 (60168979)
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Keywords | 僧帽弁 / ホモグラフト / 弁形成 |
Research Abstract |
〈目的〉 代用弁としての同種生体材料による弁は機械弁や異種生体弁に比べ抗感染性,抗血栓性に優れている.我々は同種生体材料使用の際に問題となる供給源という点から凍結保存法に着目し,手術手技の簡便化と同種生体弁の優れた利点を考慮し,僧帽弁用freehand cryopreserved allograft,の実験的研究を進めてきた.本年度は本研究の最終年度となるが,同弁についてその可能性と移植後血行動態について検討した. 〈方法〉 ブタを用いて僧帽弁を腱索及び乳頭筋を残して採取,凍結保存した後急速解凍し,人工心肺下に同種弁移植術を行った(n=6).人工心肺離脱後,血行動態評価として大動脈圧(AP),左室圧(LVEDP),左房圧(LAP)を測定し,弁機能評価として心臓超音波診断装置を用いた. 〈結果〉 人工心肺離脱後のAP124±6mmHg,LVEDP7±1mmHg,LAP8±2mmHgであった.4例に弁形成術や弁輪形成術の付加的処置を行った.心臓超音波診断装置では全例で弁逆流をほとんど認めなかった. 〈結論〉 ブタを用いて僧帽弁用freehand cryopresered allograftの移植実験において,何らかの付加的処置を必要としたが,移植直後における血行動態は良好であった.
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 大迫 茂登彦: "僧帽弁用freehand cryopreserved allograftの血行動態的評価" 第4回 日本凍結保存胸部組織移植研究会 抄録集. 10 (1998)
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[Publications] 今村 洋二: "僧帽弁用freehand cryopreserved allograftの開発に関する実験的研究" 第99回 日本外科学会 総会号. 206 (1999)